名古屋市にある徳川美術館では、お雛様の季節に合わせて2月11日(木・祝)から、同館が所蔵する尾張徳川家伝来の雛飾りを披露する恒例の展覧会を開催します。
御三家筆頭の名にふさわしい質の高い雛飾りが一堂に会する本展の見どころを、徳川美術館学芸部長の四辻秀紀さんにうかがいました。
「まずご紹介したいのが、19代義親夫人、20代義知夫人、21代義宣夫人の明治・大正・昭和にわたる3世代飾りです。間口7m高さ2mの大雛段に数百点の人形や道具類が並ぶさまは圧巻です。古いものでは江戸後期、14代慶勝夫人となった矩姫様のお嫁入り道具の雛飾りがあります。お客様お披露目用の大きなセット、ご内証で愛でる小さなセットがあり、大名家の雛飾りのありようがわかります。また今回、秩父宮妃殿下勢津子様寄贈の雛飾りを全点特別公開します。冠や装束などに皇室ゆかりの意匠が見られて大変興味深いものがあります」
本展は4月10日まで開かれますので、格調高いお雛様を観に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【開催要項】
会期/2016年2月11日(木・祝)~4月10日(日)
住所/徳川美術館:名古屋市東区徳川町1017
電話番号/052-935-6262
料金/一般1200(1000)円 大学・高校生700(600)円 中学・小学生500(400)円 ( )内は20名以上の団体料金
開館時間/10時から17時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日/月曜日(ただし3月21日は開館、翌3月22日(火)は休館)
アクセス/JR名古屋駅より中央線多治見方面行きで大曽根駅下車南口より徒歩約10分、名古屋駅前市バスターミナル2番乗場から光ヶ丘または猪高車庫方面行きで「徳川園新出来」下車徒歩約3分、名鉄バスセンター2階4番乗場より三軒家方面行きで「徳川園新出来」下車徒歩約3分。
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