青磁の究極の名品が来日!「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」展

「青磁無紋水仙盆」〔汝窯北宋11世紀末-12世紀初台北國立故宮博物院蔵〕写真:六田知弘

「青磁無紋水仙盆」〔汝窯北宋11世紀末-12世紀初台北國立故宮博物院蔵〕写真:六田知弘

北宋汝窯の最高傑作、青磁水仙盆が出品される展覧会が、大阪市立東洋陶磁美術館で開催されています。(~2017年3月26日まで)

青磁の起源は紀元前16世紀~紀元前11世紀頃の商時代まで遡るともいわれています。高貴な情趣を醸す青磁は現在も人々を魅了しています。

本展では、中国北宋時代(960〜1127)末に宮廷用の青磁を焼成した汝窯(汝窯は「天青色(てんせいしょく)」とも形容される典雅な釉色と端正な造形を特徴とします)を代表する青磁水仙盆の名品をご紹介します。

「青磁水仙盆(覆輪付き)」〔汝窯 北宋11世紀末-12世紀初 台北 國立故宮博物院蔵〕写真:六田知弘

「青磁水仙盆(覆輪付き)」〔汝窯 北宋11世紀末-12世紀初 台北 國立故宮博物院蔵〕写真:六田知弘

本展の見どころを、大阪市立東洋陶磁美術館学芸課の小林仁さんにうかがいました。

「今回、台北の國立故宮博物院から、汝窯の最高傑作であり、中国陶磁の名品中の名品といわれる「青磁無紋水仙盆」をはじめとした北宋汝窯青磁水仙盆4点と、さらに清朝の皇帝がその「青磁無紋水仙盆」を手本につくらせた景徳鎮官窯の青磁水仙盆1点が初めて揃って海外に出品されます。そして、日本を代表する汝窯青磁である当館の青磁水仙盆と歴史的な「再会」が実現します。

汝窯青磁を代表する青磁水仙盆の名品が初めて一堂に集う本展は、千載一遇の機会です。青磁水仙盆の名品を通して歴代の皇帝たちが愛した汝窯青磁の美の真髄をご堪能下さい」

千年の輝きを放つ水仙盆の美にふれることのできる展覧会です。間近でご鑑賞ください。

大阪市立東洋陶磁美術館のサイトはこちら

【特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」】
■会期/2016年12月10日(土)~2017年3月26日(日)
■会場/大阪市立東洋陶磁美術館 展示室J
■住所/大阪市北区中之島1-1-26(大阪市中央公会堂東側)
■電話番号/06・6223・0055
■料金/一般1200(1000)円 高校生・大学生700(600)円 ( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料
■開館時間/9時30分から17時まで、12月16日~25日は19時まで(入館はいずれも閉館30分前まで)
■休館日/月曜日(ただし12月19日、1月9日、3月20日は開館)、1月10日(火)、3月21日(火)、年末年始12月28日(水)~1月4日(水)
■アクセス/京阪中之島線なにわ橋駅下車すぐ、地下鉄御堂筋線・京阪本線淀屋橋駅及び地下鉄堺筋線・京阪本線北浜駅よりいずれも約400m

取材・文/池田充枝
1989年「サライ」の創刊時より歴史資料の調査や展覧会情報を中心にフリーランスで「サライ」の取材・執筆に携る。

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