写真・文/矢崎海里
「食欲がないけどなにか食べないと・・・」
これから暑さが本格化すると、食欲の落ちる日が増えてくる方もいるかと思います。
さっぱりメニューに活用したい食材が「レモン」。
爽やかな香りや酸味だけではなく、レモンに含まれるクエン酸には、暑さで疲弊した体力を回復する効果もあります。
また、ビタミンも豊富なため紫外線でダメージを受けた肌のサポートもしてくれます。
今回はレモン汁を活用したレシピを2品ご紹介します。
生のレモンがなくても、果汁で作れますのでぜひお試し下さい。
かいわれ入りレモン豚丼
【材料】(1人分)
豚こま肉 80g
酒 大さじ1
片栗粉 大さじ1/2
かいわれ大根 1パック
サラダ油 小さじ1
★レモン汁 小さじ2
★鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1
★ごま油 小さじ2
いりごま 少々
ごはん 一膳
【作り方】
1.豚こま肉は食べやすい大きさに切り、酒・片栗粉を揉み込む。
2.★の調味料を混ぜておく。
3.かいわれ大根は根を落とす。
4.フライパンに油を熱し、1を中火で炒める。
5.火が通ったらかいわれ大根を入れ、1分ほど炒める。
6.★の調味料を入れ混ぜたら火を止め、いりごまを振る。
7.温かいご飯の上に乗せて、完成。
食欲が落ちやすい夏は、食べやすい丼タイプのメニューがおすすめです。
さっぱりレモンの風味や、かいわれのピリッと感がアクセントになり、こってりたれの豚丼と比べて食べやすくなっています。
豚肉は疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富で、不足しがちな栄養も補給できます。
食塩相当量:1.3g(牛丼チェーンの豚丼と比較し約70%減塩)
鮭のムニエルレモンバターソース
【材料】(1人分)
鮭 1切れ
胡椒 少々
小麦粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
醤油 小さじ1
バター(有塩) 10g
レモン汁 小さじ1
【作り方】
1.鮭は水気を拭き取り、胡椒・片栗粉をまぶす。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、やや中火で鮭を両面焼いていく。
3.火を止め、鮭をお皿に盛り、フライパンの油をさっと拭き取る。
4.醤油、バターを入れ弱火で加熱し、バターが溶けたら火を止める。
5.最後にレモン汁を加え、3の鮭にかけたら完成。
バターのコクとレモンのさっぱりとしたソースがやみつきになる一品です。
バターはあえて有塩のものを使うことで塩気を生かし、醤油の使用量を減らしています。
お皿に残ったソースは、パンにつけて食べたくなるほど。
今が旬のとうもろこしと合わせてもいいですね。
食塩相当量:1.2g(通常のムニエルと比較し約20%減塩)
* * *
レモンは食事だけではなく、スイーツ、飲み物にも活用できます。
はちみつレモンや砂糖漬けも簡単に作れるのでおすすめです。
酸味や香りで食欲増進・減塩効果を狙いましょう。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。