取材・文/北吉洋一
自宅で楽しめ、贈り物にも向く
“お取り寄せまぐろ”の逸品
まぐろは加工しても美味しい。老舗料亭の名物惣菜に、まぐろを使った削り節、独創的な加工食品など、取り寄せできる名品を選りすぐった。※表示価格はすべて税込みです。
■1:『季膳味和』(東京・中野)の「ご馳走茶漬け 鮪のづけ出汁茶漬け」
――醬油ダレに漬けたまぐろと出汁が絶品
仕出し料理店による、まぐろのご馳走茶漬けである。醬油ダレに漬けられたまぐろは大振りで、これでご飯茶碗に2膳は食べられる。茶漬けにしなくてもまぐろを酒肴に、また出汁をかけずにヅケ丼にして食べてもいい。
【鮪のづけ出汁茶漬け】
5袋4860円(送料別)
電話:0120・030・668
FAX:0120・038・668
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■2:『うを徳』(東京・神楽坂)の「鮪角煮」
――江戸前の料理の粋を集めたまぐろ煮物の白眉
『うを徳』は東京・神楽坂の老舗料理店。初代の徳次郎が泉鏡花に愛され、名作『婦系図』の「めの惣」のモデルになった。注ぎ足しながら長年使ってきた特製タレで、丁寧に炊き上げた、古き良き東京の味わいだ。
【鮪角煮】
225g2袋木箱入り4225円(送料別)
電話:03・3269・0360
FAX:03・3269・0373
■3:『串本食品』(和歌山県串本町)の「まぐろの生ハム」
――日本近海で獲れたまぐろを低温燻製に
まぐろのハムは全国にあるが、ほとんどがカジキを使用。この製品は那智勝浦で揚がったビンナガマグロを原料とする珍味である。ねっとりした口当たりの天然ビンナガの生ハムは酒肴として上出来だ。
【まぐろの生ハム】
スライス1パック480円、ブロック1400円(送料別)
電話:0735・62・5510
FAX:0735・62・4114
■4:『カネニニシ』(鹿児島県指宿市)の「まぐろ節糸削り」
――あっさりした中に上品な味の出汁が出る
日本の出汁といえば鰹かつお出汁が一番だが、まぐろ節の出汁も美味しい。鰹に較くらべるとあっさりと軽く、上品な出汁が引ける。また、そのままサラダなどのトッピングにすると、料理の味をぐっと引き立てる。日常使いしたい一品である。
【まぐろ節糸削り】
200g615円(送料別)
電話:0993・35・2323
FAX:0993・34・2963
■5:『下鴨茶寮』(京都市南区)の「きんぴらまぐろ」
――まぐろと牛蒡の出逢いが美味しさを生む
京都でまぐろの佃煮を作ると、このように洗練されるかという良き見本である。笹掻きにした牛蒡がまぐろの旨みを引き出し、佃煮の域を超える逸品となった。やや甘めの味付けで、そのまま食べても、ご飯の友としても、酒の肴としてもじつによい。
【きんぴらまぐろ】
1袋180g入り1836円、木箱入り3240円(送料別)
電話:075・692・2003
FAX:075・692・2002
■6:『羽床総本店』(神奈川県三浦市)の「本まぐろ大トロ味噌漬」
――大トロの脂と秘伝の漬け味噌が生みだす上々吉の味
カジキ味噌漬けが看板の店だが、贅沢なホンマグロの味噌漬けも旨い。刺身で食べられる新鮮な大トロを味噌漬けにした。食べるときは両面をさっと焼いてレアで味わう。
【本まぐろ大トロ味噌漬】
1切れパック2592円(送料別)
電話:046・882・2337
FAX:046・882・5389
取材・文/北吉洋一 撮影/高橋昌嗣
※この記事は『サライ』本誌2016年12月号より転載しました。情報は掲載時点のものです。