「ご飯好き」を自任する方々が常備する、なくてはならぬとっておきの「めしのせ」を紹介。エピソードとともに語っていただいた。
かねふく「明太からし高菜」
ご飯粒を描くことに一家言ある、漫画家の魚乃目三太さんが「とにかく白いご飯が好きです。我が家の米はやっちゃ場(青物市場)で買う千葉県多古町産で、米自体がおいしいのですが、常備している“めしのせ”をのせるとさらに旨さが引き立ちます」と第一に挙げてくれるのが、『かねふく』の辛子明太子やたらこで、少し炙ったり、マヨネーズを少量つけるのもおすすめという。
僕専用の“めしのせ”
「友人宅に招かれた際に食べたのが、『かねふく』の「明太からし高菜 」。高菜漬けに、ほぐした明太子を合わせたもので、これがご飯によく合う。うちの子たちには、ちょっと辛いので、今のところ、僕専用の“めしのせ”です」
もうひとつ欠かせないのが、やはりやっちゃ場で買う白菜漬け。「七味をふった白菜漬けで、ご飯を包むように食べると最高です」
取材・文/平松温子 撮影/湯浅立志 撮影協力/珈琲家
※この記事は『サライ』本誌2024年3月号より転載しました。
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東京の片隅で夜だけ営業する「めしのせ食堂」を舞台にした、山口恵以子さんの新作小説。身近に起こりうる10編の物語と、そこに登場する「ご飯のおとも」の商品情報を、写真とともに紹介した“小説とお取り寄せ情報”の二本立て。商品のセレクトはご飯のおとも専門家として活躍する長船クニヒコさんによる。読んで満足、取り寄せて満腹になる、おいしい一冊をぜひお手元に。