2月3日固定のイメージがある節分ですが、今年は2月2日が節分です。
その名の通り季節を分ける立春の前日にあたり、豆まきや恵方巻きの風習が残っています。
豆まきに使われる縁起物「福豆」ですが、余ってしまい困った経験はありませんか。
今回は福豆を料理に活用し、香ばしさを生かしたおかずレシピをご紹介します。
小松菜の福豆マヨ和え
【材料】(1人分)
小松菜 100g
福豆 大さじ1/2
白だし 小さじ1/2
マヨネーズ 大さじ1/2
【作り方】
1.小松菜は沸騰したたっぷりのお湯に茎から入れる。葉の部分がお湯に浸かったら10秒ほどでざるにあけ、そのまま冷ます。
2.5cm程度に切り、砕いた福豆と一緒にボウルに入れる。
3.白だし、マヨネーズを和え、うつわに盛り完成。
カリカリとした福豆の食感が楽しい、ひと味違った小松菜の和え物に。
マヨネーズだけではなく、少量の白だしを加えることで大豆の香ばしさと和風だしの風味がよく合います。
小松菜はこの時期旬の野菜で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
茹で過ぎたり、冷ますために水にさらしすぎると水に溶けやすい成分が流れ出てしまうので、さっと茹でて水には当てず、そのまま冷ますのがポイントです。
火の通りにくい茎の部分から茹ではじめ、葉の部分は10秒ほどで引き上げることで栄養だけではなく、食感や風味も損なわず、旬の味を楽しめますよ。
食塩相当量:0.4g
切り昆布と福豆のポン酢炒め
【材料】(1人分)
刻み昆布(乾燥) 8g
白菜 30g
人参 10g
福豆 大さじ1/2
ポン酢 小さじ1
ごま油 小さじ1
【作り方】
1.刻み昆布はたっぷりの水に浸し、水を数回取り替えながら洗い、ざるにあけ水を切る。
2.白菜は短冊切りに、人参は千切りにする。
3.フライパンにごま油を熱し、白菜と人参がしんなりするまで炒める。
4.刻み昆布を入れ数分炒める。
5.ポン酢、福豆を加え火を止める。うつわに盛り完成。
煮物や和え物などに活用される刻み昆布。
乾燥品の塩分は10.9%ですが、たっぷりの水を使い、水を替えながら戻すことで0.8%となります。
戻した後も塩分が残っているほか、昆布の旨味もあるので味付けするときは注意しましょう。
今回はごま油で炒めたレシピですが、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
清潔な容器に入れて、作り置きとしてもおすすめです。
福豆は火を通すことで香ばしく香ります。
食塩相当量:0.7g
* * *
砕いた福豆は衣にし、から揚げや天ぷらなどもおすすめです。
ぜひさまざまな料理に活用してみて下さいね。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。