●電車とエレベーターを乗り継いでそれから登るキリスト像
海抜710mにそびえ立つポルトガル語で「クリスト・へデントール」と呼ばれるキリスト像は、山を一つ登るようなくらい高い所にあるため、まず専用の登山電車で登ります。途中、ゲストハウスや学校もあり何駅か停まるので、ローカルっぽさがあってほのぼのします。
緩やかな斜面を登りきった後には険しい山肌に設置されたエレベーターに乗り継ぎます。このエレベーターを降りると雲の中に入ったようにいきなり温度が下がるので、観光の際は羽織るものを用意した方が良いでしょう。
●コルコバード観光は午前中に済ませるべき
最後に、このコルコバードのキリスト像は東に向かって建っているので、陽が正午を過ぎると像の後ろに入ってしまい、せっかく写真を撮っても逆光になってしまいます。そのため地元のカリオカ(リオデジャネイロっ子)達は必ず「コルコバードは朝に行くべき」と合言葉のように言います。せっかくの神々しいキリストを拝むなら、光に照らされたベストショットをおさめたいですものね。キリスト像はもちろんのこと、コルコバードの丘の上から眺める青いグァナバラ湾とリオの町並み岩山がそびえ立つパノラマの景観は、2012年に世界遺産にも登録されており、壮大な眺めに心奪われること間違いなしです。
◆コルコバードキリスト像オフィシャルサイト
https://cristoredentoroficial.com.br/
◆コルコバードチケット事前予約(※当日券は廃止されたため要予約)
https://ticket.corcovado.com.br/
文・写真/マンゲイラ靖子(海外書き人クラブ/ブラジル在住ライター)
2012年よりブラジル移住。日系コミュニティで働く傍ら、旅や美容についてのレポートを多数執筆。趣味のサンバではリオ1回、サンパウロ6回、浅草9回の出場経験有。海外書き人クラブ所属。