旅の計画を立てる時、ホテル選びは重要だ。予算や立地、料理など、各々重視する要素は違ってくるが、宿泊するホテルが、良い旅になるかどうかを左右すると言っても過言ではない。しかし、慎重にホテルを選んだとしても、時にはハズレを引いてしまう場合もある……。
総合旅行サイトのエクスペディア・ジャパンが、1年以内に飛行機に乗った且つホテルに宿泊した、世界23カ国の男女1万8229名を対象に「ホテルマナーに関する国際比較調査」を実施した。そこから「日本人が気になること」について紹介する。
ホテルの部屋にチェックインした際にあったら嫌なこと
「ホテルの部屋にチェックインした際にあったら嫌なこと」を聞いたところ、日本人からは「ベッドに髪の毛が落ちている(50%)」、「タバコなどの悪臭がする(43%)」、「トコジラミがいる(34%)」などの回答があがった。
中でも、「シャワー室に髪の毛が落ちていること」について「許せない」と回答した人は38%で、世界でもっとも割合が高い結果に。お風呂という文化を大切にし、常にキレイにしておく習慣のある、日本人ならではの結果なのかもしれない。
こんな人は嫌! 日本人がホテルで迷惑だと思う人ランキング
「ホテルで迷惑だと思う人」という質問に対し、 日本人の中でもっとも多かった回答は「子どもを放置する親」となり、約4割の人が迷惑だと考えていることがわかった。2番目には「廊下でうるさくしている人」、3番目には「近隣の部屋でうるさくしている人」という結果が続き、ホテル内で周囲を気にせず騒いでいる人に対して、厳しい目線が送られているようだ。
日本人がホテルの部屋を変えてもらう理由 第1位は「部屋が汚い」
ホテルの部屋を変えてもらう理由として日本人の中でもっとも多かったのは、「悪臭がしたり、シーツが汚れていたりと部屋が汚い」で、8割の人が選ぶ結果となった。2位には「近隣の部屋や外でうるさい人がいる」という理由がランクインした。
日本人は、特に綺麗好きといわれている。清潔な状態が当たり前となり、汚れや不衛生さにシビアに反応してしまうのかもしれない。そんな不快な思いをしないためにも、口コミや評判など、事前のリサーチは重要といえる。
さらに、気づかないうちに自分が当事者となり、他の宿泊客に迷惑をかけていることもある。誰もが快適な旅を過ごすためにも、ホテルに宿泊する際は、迷惑行為には気をつけるべし!
文/鳥居優美