広島県府中市は、中国山地の中の盆地にあり、家具生産が地場産業となって長い。市内には大小いくつもの製造所が林立しているが、その中で中居木工は、「動く家具」という考えで製品開発してきた個性的な製造所だ。
「動く家具」とは、木製でありながら、折り畳めたり、高さが可変式であったりするという意味である。
この木製の折り畳みベッドは、中居木工がいち早く開発して特許を取得、今でも国内では同社だけが製作する製品である。
マットレスではなく、布団を敷いて横になるタイプのベッド。布団を上げてベッドを折り畳めば、場所を取ることがない。これが日本の住宅事情と日本人のライフスタイルに合うようで、累計出荷台数が20万台を超える密かな大ヒット商品となっている。
隣県の岡山県産の檜を使用。すのこ状の床面としているのは通気性をよくするためだ。ただでさえ蒸れにくい構造だが、折り畳んだ際に布団も干せる。
ちなみに、折り畳みはわずか約5秒で可能で、お届け後の最初の組み立てには10分も要さない。多くの人に好まれるのも頷ける使い勝手のよさである。
商品名/折り畳めるヒノキすのこベッド
メーカー名/中居木工
価 格(消費税8%込み)/45,833円