加齢により立ち座りがつらくなると、畳の生活が苦手になる。かといって、和室に椅子を持ち込むのも躊躇する。そんな時にお薦めなのが、3段階で高さが変わる座椅子である。サライ創刊30周年を記念し、30台限定で上質な本革を用いてサライのオリジナル品を作った。
座面の高さは45cm、35cm、15cmで調整ができ、ダイニングテーブルから卓袱台まで対応、座椅子の状態でもほどよい高さがあり、あぐらを楽に組める。高さの調節は、座面を持ち上げながら3段階中の好みの高さにし、安全ピンを差し込むと完了。面で接地するので、畳に傷がつきにくく移動も楽だ。
製造は、家具の産地として知られる広島県府中市の中居木工が手がけた。使いやすい工夫を随所に凝らした家具作りを得意とするメーカーで、代表作の折りたたみ式木製ベッドは、20年以上も続く人気商品になっている。
開発にあたっては、地元の広島大学医学部と共同で研究し、安全性、安定性に加え、長時間の使用でも疲れにくいように人間工学的な見地も盛り込んで設計された。
3段階の高さ調節により、日々の暮らしの質を一段階上げてくれる逸品である。
【今日の逸品】
高さが変わる座椅子・レザー
『サライ』×中居木工(日本)
59,400円(消費税8%込み)