一流ホテルやレストランのみならず、宮内庁や迎賓館でも使われている白磁器専門の高級洋食器メーカー、大倉陶園。「オークラホワイト」と賞賛される白さの冴える白磁は、多くの人を魅了する美しさを誇る。
「今年で創業100年を迎えましたが、創業者の遺訓である『良きが上にも良きものを』という探究心、ものづくりに取り組む姿勢を大切にしています」と、営業開発課課長の坪内岩男氏。
白磁の主原料は、白くて硬く、高温に耐えられる最高級の白陶土「カオリン」を贅沢に使用。世界でも類をみない1460℃の高温で焼き上げると、硬く艶やかな白磁器ができあがる。そこにコバルト質の絵具で絵付けをした後、再び1460℃の高温で焼成する。絵を焼き付ける際、絵具を釉薬の中に沈み込ませることで、深みのある紺青色が生み出されるのだ。これが世界に誇る大倉陶園の技法「岡染め」である。「岡染め」で表現したマグカップの9頭の馬は、「何事もスムーズに馬九(頭)行く」という願いが込められた縁起物。その意味から、自分用としてはもちろん、大切な人への贈り物としても喜ばれること間違いなしだ。
【今日の逸品】
「うまくいく」岡染めマグカップ
大倉陶園
9,180円(消費税8%込み)