今や各国で行われている真珠の養殖だが、世界で初めて産業化に成功したのは日本だった。明治26(1893)年に御木本幸吉が半円真珠の養殖に成功し、その後アコヤ貝による養殖法を創出、三重県の英虞湾を中心に発達した。
そんな“真珠のふるさと”三重県では、今も真珠の養殖が盛んだ。
日本産の真珠は世界的にも高い評価を受けているが、特にアコヤ貝から採る「アコヤ真珠(和玉)」は、日本が世界に誇る最高の真珠だ。そしてごく稀に、ゴールドパールと呼ばれる黄金色の真珠が採れる。白蝶貝から採る外国産の「南洋真珠」からもゴールドパールは多く産出するが、世界に出回っているゴールドパールの大半は人工染色。国産のゴールドパールとなれば、なおのこと人工染色が多い。
そんな産出量が極めて少ない和玉の自然発色ゴールドパールを、20年前から集めてきたのが、志摩市にある滝田真珠。ようやくアクセサリーにするまでの数になり製品化されたのが本品だ。
南洋産に比べて粒が小さいものの、落ち着いた控えめな色合いが特徴である。自然発色特有の淡い黄金色は、正装・略装どちらにも合う。
【今日の逸品】
ゴールドパールのアクセサリー
滝田真珠
42,120円(消費税8%込み)