一度叩けば余韻が長く、高く澄んだ音色が耳に心地よい。「佐波理」という銅と錫の合金で作られた、手のひらに載るほどのおりんである。正倉院にも佐波理製の宝物が納められており、千年以上前から器などに使われてきた金属だ。
仏具の町、京都で生まれた小さなおりんは、家具調の仏壇にもよく合う。持ち運びがしやすいので、墓参にも携行しやすい。佐波理のおりんは、長年叩くほどに音色に艶が増してくるという。日々、耳を傾け、音色の変化を楽しみたい。
【今日の逸品】
メイドイン京都の小さなおりん
吉田治市商店(日本)
15,120円(消費税8%込み)