福井県鯖江市は、眼鏡フレームにおいて国内生産の9割以上を占める一大産地だ。さまざまな素材を使った職人仕上げのフレームは、国内はもとより世界で高い評価を得ている。
ここで紹介するのは、眼鏡職人が持てる技術を存分に発揮した純チタン製の箸である。チタンは眼鏡フレームにも使われる材料で、軽く丈夫で錆びにくく、金属アレルギーを起こしにくい、かつ抗菌性もあるという優れた特徴を持つ。
「眼鏡の職人が手作りをした箸です。眼鏡と箸は違うものですが、職人の技術が必要になることにおいて大きな差はありません。口に入れるものですから、国内製造の安全なチタンを使っています」(カツキ眼鏡・勝木弘明さん)
写真にある「陽極酸化メタリックスカイブルー」は着色ではなく、酸化皮膜とチタンの反射光が干渉して青色に見えるものだ。チタンの美しさを際立たせる技術のひとつである。
重量バランスがよく手になじみ、箸先の合わせも狂いがない。この箸を使えば、魚をきれいに食べることができそうだ。
【今日の逸品】
純チタン製箸「かつき」銀流泉
カツキ眼鏡(日本)
7,150円~(消費税込み)