岐阜県中津川市の木製品メーカーが、地元の材(サワラ)を使い、料亭で使われるような風情溢れる湯豆腐セットを作った。中津川は「木曽五木」が山を覆い、昔から木製品の製造が盛んな地である。
業務用を手がけてきたベテラン職人の手作りで、伝統的な桶の製造技術が用いられ水漏れはない。
熱源は昔ながらの炭を使う。ガスコンロで炭をおこしたら「銅壺」に入れ、つけ汁を入れた陶製の「汁次」をセット、湯を張り豆腐が揺れてきたら食べごろだ。陶製の汁次も炭火で温まり、燗付けの酒器としても使える。
炭火で温めた豆腐には木の香りがほんのりと移り、柔らかな味になる。燗酒を愉しむための、極上の道具といえる。
【今日の逸品】
一人用角型湯豆腐セット(木炭専用)
ヤマコー(日本)
53,900円(消費税込み)