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今号は、近代日本が生んだ驚愕の「奇想建築」の大特集に、全国のビール党に捧ぐ「家飲みビールを究める」の美味特集をあわせ、さらに「自転車生活」の指南特集も入った、盛りだくさんの初夏号です。
それでは今号の読みどころを紹介してまいりましょう。
【大特集】
文明の衝突が生んだ明治・大正・昭和の驚愕遺産
「奇想建築」を歩く
幕末から明治初期にかけて、文明開化により欧米の建築様式が上陸。各地の大工棟梁たちは伝統的な技術を応用すると「擬洋風建築」呼ばれる洋館を作り始めました。『サライ』7月号の大特集は、そんな明治から昭和にかけての文明の衝突によって生まれた建築群を「奇想建築」と称して大特集します。
第1部では車寄せ(玄関)の上にバルコニーを作り、屋根の上に塔を載せた代表的な擬洋風建築を松本、山形、伊豆に訪ねます。
第2部は、各地に残る伊東忠太(1867~1954)の作品を訪ねます。建築は木造から石造へ進化するという建築進化論を唱え、ユーラシア大陸を調査横断した忠太。帰国後、代表作となる築地本願寺をはじめ、一橋大学兼松講堂や祗園閣などの作品に中国やインド、イスラムといったアジアの様式を意欲的に取り入れ、西洋建築に対抗しました。それらの建築物は今も新鮮で、見る者を圧倒します。これら、西洋文明との衝突で生まれた奇想建築の見所をわかりやすく解説しています。
文明の衝突によって誕生した近代建築遺産の仰天の造形を、ぜひご堪能ください。
【特集】グラス選びと注ぎ方で際立つ「味」と「香り」
「家飲みビール」を究める
幕末に黒船がはこんできたビール。明治から昭和初期にかけては、ビアホールで飲む憧れの酒であり、庶民には高嶺の花でした。しかし、昭和中期に電気冷蔵庫の普及とともに、一気に重要が拡大。国民的食中酒となります。
そして、平成6年に、事業者ごとのビールの年間最低製造量が大幅に緩和され、「地ビール」が次々に誕生。いまでは、200を超える醸造場が、個性的なビール造りに励んでいます。
「ピルスナー」「ヘレス」「デュンケル」「シュバルツ」「IPA」「ペールエール」「ヴァイツェン」「ホワイトエール」……多様なビールには、それぞれにあった選び方、注ぎ方、飲み方があり、食べ合わせも存在します。
本特集では、自宅で旨いビールをさらに旨く楽しく飲むための手練手管を大公開。「ビールの注ぎ方」「ビールがぐいぐい進む簡単つまみ」や「全国 旨いビール取り寄せ案内」などもご紹介します。
読めばこの夏の家飲みビールが数倍美味しくなること請け合いです。
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いかがでしょうか?驚きの近代建築遺産「奇想建築」を巡る特集に、旨いビールをさらに旨く飲む「家飲みビール」の手引をあわせた、盛りだくさんの『サライ』7月号。ぜひ書店等で手にとってご覧ください!
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文/編集部