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洋服のトレンドはズボンのタックに現れる【銀座 老舗仕立て屋の着こなし講座3】 

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今回はトラウザーズ(ズボン)のウエスト前側についているヒダ、よくタックと呼ばれる部分(正式にはプリーツ〈PLEATS〉と呼びます)についてのお話です。みなさんが毎日、何気なく履いているトラウザーズですが、注意して見てみると、場合によっては上着以上に流行が反映されていることがわかります。駆け足ですが、トラウザーズの流行の変遷をみてみましょう。
現在の背広型上衣の原型であるラウンジジャケットが登場するのは1860年頃です。しかし、ラウンジジャケットにも、それ以前の洋服にも、男性の履くズボンにフロントプリーツは存在しませんでした。

1920年頃になり、イギリスのオックスフォード大学でゴルフが大流行し、ゴルフウェア(ニッカーボッカーズ)を着用したまま授業に出席する学生が多くなり、見かねた大学側はニッカーボッカーズでの授業出席を禁止しました。

学生側も知恵を絞り、授業からゴルフ場へ直行できるようにニッカーボッカーズの上からでも履けるようなズボン「オックスフォードバッグス」を考えだしました。ウエスト部分にたっぷりとプリーツを取り、ヒップ回りに充分な余裕を持たせ、ヒザから裾にかけてニッカーボッカーズの上からでも履けるようなダブダブのズボンを考案したのです(バッグスはBAG、つまり袋のようにブカブカという意味)。

2本のタックが入ったこの太いズボンがアメリカにわたって世界的な大流行となり、以来数十年間、男性のズボンはプリーツがある、全体的に太めのものが主流になりました。
その後のズボンの現代史を、「エスクァイア版20世紀メンズ・ファッション百科事典〈日本版〉」(1981年、スタイル社刊)を参考にざっとまとめると以下のようになります。

●1942年の戦時生産庁の規制で、一時米国では裾の折り返し、タックが姿を消し、ズボンは全体にホッソリした。

●戦後しばらくして、戦時中の耐乏生活の反動から、ゆったりしたスタイルが「ボールド・ルック」として復活したが、1950年には「ミスターT」あるいは「トリム・ルック」と呼ばれた全体にほっそりとしたスタイルが登場。ズボンは先細り(ペッグトップ型)になり、若者達が好んでそのスタイルを着用するようになった。

●1952年以降は「コンチネンタル・スタイル」と呼ばれるプレーンフロント(ノータック)で細身のスタイルが、アメリカの男性ファッションに大きな影響を与える。

●1961年頃に「ロンドン・ライン」と呼ばれるプレーンフロント、タイトフィッティングの「ブリティッシュ・ルック」が発表される。同じ頃、ブルックス・ブラザーズがふたつボタンのスーツを発表し、J・F・ケネディが着用するに至って、全世界的にプレーンフロントのズボンが一般的になった。

日本では1960年代前半、アメリカントラディショナル、いわゆるアイビースタイルが流行した頃に、トラウザーズのスタイルは大きく変わります。それまで大人たちは全体的に幅が太いルースフィッティングのズボンを履いていました。それに対して、フロントタックがない(ノータック、正式にはプレーンフロントと呼びます)トラウザーズが若者を中心に人気を集め始めました。

1970年代に入ると、ズボンは裾口が幅広いフレアースタイル、いわゆるパンタロンが大流行しましたが、それでもヒップ回りや腿のあたりはタイトフィッティングでした。

1980年代中頃からのバブル時代にビッグ&ルーススタイルが大流行するまでは、いわゆるノータック、ないしワンタックで、ややタイトフィッティングのトラウザーズが主流だったと思います。それが、80年代後半には3本という仕様も登場しました。

そして、1990年代初頭のバブル崩壊とともに、ビッグ&ルースなスタイルは姿を消し、洋服全体が徐々にタイトフィッティングとなり、ここ10年ほどは再びノータック全盛時代になっているようです。

 

そもそもタック=プリーツとは何のためのもの?

時代の流行に合わせて変わってきたズボンのシルエットとタックの数ですが、そもそもタック(プリーツ)とは何のために作られたものでしょうか?

仕立て屋の観点からご説明すると、基本的にはヒップ回りに余裕を持たせ、窮屈な着装感を解消することを第一の目的としています。二義的には、ウエスト寸法とヒップ寸法の差寸を、極端な曲線を使わず、無理なく製図(ズボンを作るときの型紙)に反映するための工夫のひとつでもあります。したがって、トレンドや好みをあえて取り入れず、単に美しいズボンを作るということだけを考えた時、タックの入ったズボンのほうが、製図・縫製に無理がありません。

今のトレンドは前述のように、ノータックでタイトフィッティングのズボンですが、私どもとしては、サライ世代の大人がビジネススーツにあまりトレンドを取り入れすぎるのはいかがなものかと思いますので、ビジネススーツでは1本ないし2本のタック入りのズボンをおすすめします。

逆に、セットアップスタイルやニットにトラウザーズといったようなカジュアルな装いの時には、思い切ってノータックのタイトフィッティングなズボンを履いてみてはいかがでしょうか。

冬ならばチノクロスやコットンドリル、コーデュロイなど、夏ならば麻やコットンといったような、カジュアルな素材のトラウザーズならば、ノータックのズボンがより若々しくみせてくれるでしょう。

最近は素材の開発が進んで、いろいろなストレッチ素材が登場しています。しかし、タイトフィッティングのズボンはある程度、窮屈であることを覚悟して履かなければなりません。お洒落のために窮屈なのを我慢するか。絶対に窮屈なのは嫌だから、自分好みのルースなズボンを履き続けるのか……。それはあなた次第です。

 

右からチノクロス、少し厚めの生地コットンドリル、生地にウネがあるコーデュロイ。

右からチノクロス、少し厚めの生地コットンドリル、生地にウネがあるコーデュロイ。

 

最後に、かなり細かいことになりますが、タックの仕様にはアメリカ式、イギリス式という作り方の違いがあります。それはヒダが外に向いているか(アウトタック)、内側に向いているか(インタック)の違いです。
私がロンドンの専門学校で初めて製作したアウトタックのツータックズボンを検品してくれた担当教官が、「よくできているよ。でも、これはアメリカンプリーツだ」といったのが忘れられません。ふつう日本で見かけるアウトタックをイギリスではアメリカンと呼んでいて、イギリス式ではインタックになります。

もちろん、どちらが正しくて、どちらが間違いということはありません。私はアウトタックのほうが、フロントがきれいに処理できると考え、ふつうはアウトタックのズボンをお作りしていますが、お客様の体型によっては、インタックのほうが具合が良い場合もありますので、必要に応じて使い分けています。

イギリス式のインタック。このコラムの最初の写真がアメリカ式のアウトタック。

イギリス式のインタック。このコラムの最初の写真がアメリカ式のアウトタック。

 

文/高橋 純(髙橋洋服店4代目店主)
1949年、東京・銀座生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日本洋服専門学校を経て、1976年、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのビスポーク・テーラリングコースを日本人として初めて卒業する。『髙橋洋服店』は明治20年代に創業した、銀座で最も古い注文紳士服店。http://www.ginza-takahashi.co.jp/

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