犬と人は共通の言語を持ちませんが、十分な食事や遊び、環境を整えてあげることで、安心したり愛情を感じたりして強い絆で結ばれていきます。アイコンタクトは、その結果として「犬から人」に送られるものなのです。
さて、あなたと愛犬の絆は強く結ばれているでしょうか。視線をもらえているでしょうか。
菊水健史/麻布大学獣医学部 伴侶動物学研究室、教授。専門は動物行動学、行動神経科学。東京大学農学部獣医学科卒。三共(株)神経科学研究所、東京大学大学院農学生命科学研究科を経て現職。著書に「犬のココロをよむ-伴侶動物学からわかること (岩波科学ライブラリー、2012年)、「日本の犬: 人とともに生きる」(東京大学出版、2015年)など。
取材・文/わたなべあや
1964年、大阪生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。2015年からフリーランスライター。最新の医療情報からQOL(Quality of life)を高めるための予防医療情報まで幅広くお届けします。