パソコンやスマートフォン・タブレット(以下スマホ)で、インターネットを利用して調べ物をしたいときに使われる、検索エンジン。以前はYahoo!が多くのシェアを占めていましたが、現在シェアの多くを占めているのはGoogleです。

Googleはインターネット検索以外にも、オンライン会議を行える「Google Meet」やクラウド上でファイルを保存できる「Googleドライブ」など、様々な機能を提供しています。そのため、ビジネス・日常生活問わず活用できます。実際に、「毎日のようにGoogleのサービスを利用している!」という人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するGoogleの便利機能は、「パスワードマネージャー」。Googleを使いこなせる人になるためには必須の機能といっても過言ではありません。特にSNSなど、会員登録が必要なサービスを利用している方にとっては重要な機能となるはずです。

目次
「パスワードマネージャー」とは?
パスワードの登録方法
パスワードの確認方法
まとめ

「パスワードマネージャー」とは?

様々なウェブサービスを利用開始するとき、必要になってくるのがIDとパスワードの登録。パスワードを登録するときは、セキュリティの観点からそれぞれのウェブサービスで異なるパスワードを使う方が良い、とよく耳にします。
ただ、いくつものウェブサービスを利用していると、「パスワードを忘れると困るから、すべて同じパスワードにしている」「どれがどのパスワードだったかわからなくなる…」という方もいるはずです(私の身近なサライ世代の方の中には、「メモ帳にすべてのウェブサービスのパスワードを書いている」という方もいました)。

情報漏洩などのデメリットを減らすためには、ウェブサービスによって全く異なるパスワードを利用することが必須です。そんなときに使えるのが、この「パスワードマネージャー」なのです。

Googleの「パスワードマネージャー」を利用すると、Googleアカウントがパスワードを安全に保存してくれます。さらに、別の端末・ブラウザでログインするのにパスワードを知りたい、というときにも簡単にパスワードを確認することができますよ。

パスワードの登録方法

ID・パスワードの登録はスマホもパソコンもよく似ています。ただ、登録をする際に出てくるウィンドウの位置は同じではありません。

スマホの場合

スマホの場合、まずウェブブラウザ「Google Chrome」がスマホ入っていない場合はインストールを行いましょう。そして、「パスワードマネージャー」を利用したいウェブサービスに会員登録、もしくはログインを行います。すると、下記のように画面下側にパスワードを保存するかどうか尋ねられるので、「保存」を押せば登録完了です。

スマホのパスワード保存画面

そうすると、次回以降ログインしようとしたときに登録した内容がログインフォームに自動入力されるようになりますよ。ただし、スマホの機種によってはスマホ側の設定でパスワードを自動保存するようになっている場合があります。この場合、「Google Chrome」ではなくスマホに保存されてしまう可能性もあるため、「Google Chrome」で登録をしたい場合はスマホ側の自動保存機能を切っておきましょう。

パソコンの場合

パソコンの場合も、まずはウェブブラウザ「Google Chrome」をインストールするところから始まります。「Google Chrome」は多くのパソコンにおいて標準で入っていないことが多いので、Googleの「パスワードマネージャー」を使いたい場合は必ずインストールしておきましょう。

「Google Chrome」でスマホ同様に会員登録をし、ログインをすると、パソコンでは画面右上に下記の表示が出てきます。IDとパスワードが問題なければ保存を押して完了です。

パソコンのパスワード保存画面

パスワードの確認方法

パスワードの確認方法は、スマホとパソコンで違いはありません。パスワードの確認は、Googleアカウントにログインさえしていれば「Google Chrome」以外のブラウザでも確認をすることができます。

Google Chromeのホーム画面

まず上記の右上にある「Googleアプリ」のボタンを押して、Googleで提供している機能を表示させましょう。下記の中から「アカウント」を選ぶと、「Googleアカウント」というGoogleアカウントの設定画面が表示されます。

Google Chromeホーム画面のアプリ一覧

現在は「ホーム」が選ばれていますが、同じ並びの中から「セキュリティ」を選びます。画面を少しスクロールすると出てくる「他のサイトへのログイン」の中のひとつが「パスワードマネージャー」です。

Googleアカウントのトップ画面

これを選ぶと、「パスワードマネージャー」に登録したウェブサービスのURLの一覧が表示されます。

パスワードマネージャーのトップ画面

パスワードを確認したいウェブサービスのURLを選ぶとIDとパスワードを確認することができますよ。場合によってはここで再度Googleのパスワード入力が求められるため、必要であれば入力しましょう。

パスワードマネージャー詳細画面

「パスワードマネージャー」を開くと、初めはパスワードが伏字になっていますが、上記のボタンを押すと実際にパスワードを表示することができますよ。ちなみに、ここで「削除」のボタンを押すと、保存しているID・パスワードを削除することもできます。ウェブサービスの退会を行った場合は、この機能を利用しましょう。

まとめ

今回はGoogleの「パスワードマネージャー」のについてご紹介しました。「パスワードマネージャー」では、様々なパスワードの登録・変更・削除を行うことができます。

様々なウェブサービスを利用する上で、一つひとつのIDとパスワードを暗記していなくてもログインができるようになる、大変便利な機能です。ぜひ使い方を覚えてご活用してください。

●構成・執筆/西田 絢(にしだ あや・京都メディアライン http://kyotomedialine.com
国家試験「情報処理技術者試験」の区分にある「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」を保持。通販ECパッケージの開発・導入・保守サポートを行う企業にて技術面での保守サポートを行っている。

 

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