Googleのパスワードを忘れたら？｜パスワードの再設定や管理の方法を解説【Google活用基本のき】

普段、GmailやGoogle ドライブといったGoogleのサービスを使う中で、「ログインするためのパスワードを忘れて困った」という経験をした方もいるのではないでしょうか。ログインして利用するサービスが増えれば増えるほど、覚えておかなければならないパスワードとIDが増えて、覚えるのが大変だと感じることがあるかもしれません。

Google ドキュメントやYouTubeといった、Googleのサービスへのログインは、Google アカウントで一括管理されています。Googleのサービスにログインするということは、Google アカウントにログインすることです。

そのため、Googleのあるサービスのログインパスワードを忘れてしまうと、他のGoogleのサービスにもログインできなくなります。 この記事では、Googleアカウントのパスワードを忘れた時の再設定方法やパスワードを確認する方法を解説します。

目次
Googleにおけるパスワードについて
パスワードを忘れた場合の再設定の方法
Google パスワード マネージャーについて
最後に

Googleにおけるパスワードについて

Googleにおけるパスワードは、ユーザーアカウントのセキュリティを確保し、アカウントへのアクセスを制御するために欠かせないものです。Googleのサービスへのログインは、Googleのアカウントで管理されており、これにログインできなくなると、それぞれのサービスにログインできなくなります。

パスワードの設定は、アルファベットの大文字小文字の区別、数字、特殊文字の組み合わせを利用することで、予測しにくくすることが推奨されています。また、パスワードのリカバリー方法などもあります。

また、Google パスワード マネージャーでは、さまざまなサイトのパスワードやIDを効率的に管理することができます。ユーザーがパスワードを忘れたということになっても、安心です。

パスワードを忘れた場合の再設定の方法

Google アカウントのパスワードを忘れてしまった場合、アカウントの復元でパスワードを再設定する必要があります。基本的にはGoogleに電話などで問い合わせることができないので、自分で対応することが必要になります。この記事では、パソコンでの操作を例に解説しますが、Android・iPhoneでも大きく変わるわけではありません。

まず、Google アカウントのログイン画面で、「パスワードをお忘れの場合」を開いてください。

パスワード再設定用のメールアドレス（Gmail以外のアドレス）が設定されている場合、再設定のための確認コードをそのメールアドレスに送信可能です。なお、確認コードを取得するには、メールアドレス以外にも電話番号やバックアップコード、Googleの認証システムなどの方法が用意されています。「別の方法でログインする」から、電話番号などの手段を選択しましょう。

方法を選択後、確認コードを送信して、届いた確認コードを入力します。

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確認コードを入力後、本人確認があり、新しいパスワード設定画面へ移動。新しいパスワードを入力し、「パスワードを変更」を押すことで、パスワードがリセットされます。

ちなみに、文字数は12文字以上で半角英字、数字、記号を組み合わせることをGoogleは推奨しています。予測されやすい簡単なパスワードにしないように、注意しましょう。

なお、パスワードを再設定しなくても、確認だけすることもできます。まず、Googleアカウントの管理画面（https://myaccount.google.com/）を表示。画面左側にある「個人情報」を選び、スクロールして下の方にある「パスワード」を選択します。

すると、パスワードが黒丸で表示されます。下に「パスワードを表示します」とあるので、これにチェックを入れると、パスワードの文字列を見ることができます。

Google パスワード マネージャーについて

Google パスワード マネージャーとは、Google が提供しているパスワード管理サービスです。Google パスワード マネージャーを使うことで、Google アカウントにログインしているブラウザを使って、ログインしたサイトのパスワードがGoogle アカウントに保存されます（パスワードを保存するか、サイトにログインした時に聞かれる）。

これにより、ユーザーがパスワードやIDを入力する手間が省けて、スムーズにいろいろなサイトにログインすることが可能になります。自分がパスワードを忘れたとしても、問題ありません。仕事やプライベートなどでは、数多くのサイト・サービスを利用することになるので、それらのログインのために必要なID・パスワードの組み合わせも膨大になると考えられます。

Google パスワード マネージャーを確認するには、まずGoogle アカウントのホーム画面にアクセスします。そして、「セキュリティ」というタブを選びます。下にスクロールしていくと、「保存したパスワード」という項目があるので、これをクリック。

すると、これまでログインしたサイトのID・パスワードの情報が管理されている一覧が表示されます。

いずれかを選ぶと、一旦認証画面が出てきて認証を済ませた後に、ユーザー名（IDを）とパスワードを閲覧することが可能。目のアイコンをクリックすると、暗号化されていないパスワードを見ることができます。

また、閲覧だけではなく、編集することも可能。「編集」ボタンを押すと、編集画面が現れて、ユーザー名やパスワードを編集できます。

一覧では、検索欄があるので、そこでキーワードを打ち込むことで、登録されたサイトを絞り込むことが可能です。

また、仮に、パスワードが漏洩して第三者に知られてしまった場合、一覧の上で「パスワードが第三者によるデータ侵害で漏洩しています。今すぐ変更してください」というメッセージを表示します。

漏洩したパスワードをそのままにして使い続けていくと、悪意のあるユーザーに不正アクセスされて、勝手にデータを消去されたり、ネットショッピングをされたりと不利益を被ることがあります。そのため、問題のあるパスワードを速やかに変更することが重要です。

最後に

セキュリティを守る上で欠かせないGoogleのパスワードについて、パスワードを忘れた場合の対応などについて紹介しました。Google アカウントのパスワードを忘れても、メールアドレスや電話番号などで再設定のための確認コードを取得できます。

また、Google パスワード マネージャーでは、さまざまなサイト・サービスのユーザー名とパスワードを保存できるので、ユーザー自身がパスワードを忘れてしまったとしても安心です。パスワードが第三者に漏洩したときは、メッセージで知らせてくれます。

この記事が、Googleでパスワードをうまく管理するための参考になれば幸いです。

●構成・執筆／三鷹 れい（みたか れい｜京都メディアライン・https://kyotomedialine.com　FB）
プログラマー。中小企業のDX化など、デジタル分野での支援をしている。主な開発分野はバックエンド・フロントエンド・アプリ。その他、歴史などの人文系にも興味を持つ。