30代になってライフステージの変化を迎え、転職を考えはじめる女性も多いのではないでしょうか。

また「ある程度の経験を経て、本当にやりたいことが見つかった」「転職するなら30代のうちにしておきたい」という人も。

そこで今回、株式会社ビズヒッツ(https://bizhits.co.jp/)が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBizHits(https://media.bizhits.co.jp/)は、30代で転職した経験がある女性292人に「転職理由」についてアンケート調査を実施しました。その結果をご紹介しましょう。

調査概要
調査対象:30代で転職した経験がある女性
調査日:2021年4月23日~5月7日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:292人

30代女性の転職理由は「結婚・出産のため」「人間関係への不満」

まず30代で転職(再就職)した理由を尋ねたところ、結果は以下のようになりました。

上位7位までをランキング形式で紹介します。

1位は同率で、「結婚・出産のため」と「人間関係への不満」です。

3位以下は「他の仕事をしたくなった」「収入アップのため」と続きます。

全体的に回答がバラけ、突出して多かった回答はありませんでした。

ただ「結婚・出産のため」「家庭との両立のため」「育児のステージが変わった」など家庭の事情が目立ちました。

8位以下にも「(夫の転勤などによる)引越しのため」「離婚」などが入っています。

では具体的な回答を紹介します。

【同率1位 結婚・出産のため】
・結婚して子どもができたので、営業職をやめて事務職に転職しました(30歳で転職)
・前の年に結婚したが、このままでは妊娠できないと思い辞めた(31歳で転職)
・結婚相手に夜勤があり、生活時間を合わせたかったので転職しました(33歳で転職)

結婚や出産をきっかけに働き方を見直したという回答が多数。

また「育休をとって同じ会社に復帰するつもりだったが、転職するほうが生活しやすいと思った」という人も。

結婚して引越したり、妊娠してつわりがひどかったために、希望に関わらず一旦退職せざるを得なかった人もいました。

同率1位 人間関係への不満】
・職場の人間関係などで体調を崩してしまい、続けることが難しかったので(33歳で転職)
・人間関係のよい職場に転職したかったため(35歳で転職)
・先輩からの嫌がらせがひどかった(39歳で転職)

人間関係は、性別・年代問わず転職理由の上位に入る項目です。

人間関係が嫌になって自ら辞めた人が多かったなか、「我慢して働いていたが、辞めるよう促されて」「上司に嫌われてしまい、退職するよう強いられた」という人もいました。

また「嫌になった」だけではなくて、精神的に追い込まれて「病気になってしまった」「仕事の成績が落ちた」という回答も寄せられています。

【3位 他の仕事をしたくなった】
・やりたい職種があり、30代に入るタイミングで実行したいと思ったため(30歳で転職)
・SEを辞めて、事務の仕事をしたかったから(31歳で転職)
・やってみたい仕事の方向性ができ、今動くしかないと思いました(33歳で転職)

やりたい仕事が新たに見つかって転職した人のほか、「異動先での仕事が合わず、もともとやっていた職種に戻るために転職した」という人もいます。

また「他の仕事がしたくなった」という回答の中には「30代に入るタイミングで転職したかった」「30歳までがやり直せるチャンスではないかと思った」「30代後半になったとき、ここにとどまり続けて後悔しないだろうかと疑問に思った」というコメントも目立ちました。

【同率4位 収入アップのため】
・収入が上がる同業他社に行きたかったから(30歳で転職)
・仕事量が給料に見合ってないと判断したから(32歳で転職)
・10年間年収が変わらなかったため(34歳で転職)

日本では賃金の男女格差がまだあり、とくに20代後半から差が顕著になってきます。

そのため30代に入り収入に不満を持ち、転職を決意する女性も多いと推測されます。

また「異動して年収が下がったから」「残業している割に給料が安い」という意見もありました。

【同率4位 体力的につらい】
・販売職に就いていたのですが、立ち仕事がつらくなって転職を決意しました(32歳で転職)
・忙しい仕事だったので体調を崩してしまいました。仕事中にケガをして転職を考えました(33歳で転職)
・シフト制の仕事に体がついていかないと感じたから(38歳で転職)

「多忙のため疲れてしまった」「立ち仕事がつらくなった」「シフト制の勤務がしんどくなった」という声が多数。

「年齢を重ねても長く続けられる仕事に変わりたい」という思いがあるようです。

また「事故で仕事を続けていくのが難しくなった」という回答も寄せられました。

【6位 家庭との両立のため】
・転職前に勤めていた職場は残業が多く、家庭との両立が難しいと感じたため(30歳で転職)
・出産後に職場復帰したものの、家族の時間がなくなったので転職しようと思いました(32歳で転職)
・親が病気療養することとなり、正社員フルタイムでの勤務が困難になったため(38歳で転職)

「子どもとの時間を大切にしたい」「夜勤のときに子どもが寂しがるので」「残業が多くて結婚生活に支障がでた」などの体験談が寄せられました。

また「子どもの体調不良で休むときに、周りからの目がつらかったから」という意見も。

全体的には「子育てと両立したくて転職した」という回答が多かったのですが、なかには「親のため」という人もいました。

【7位 育児のステージが変わった】
・子育てが少し落ち着いて「社会に出たい」と思いはじめたため(32歳で転職)
・子どもが小学校に入学したから(35歳で転職)
・2人目が幼稚園に入るので再就職先を探しはじめました。40代になると就職が難しい気がしたので焦っていたのもあります(39歳で転職)

結婚・出産を機に一度退職し、子どもが保育園・幼稚園・学校に入園・入学できる年齢になったことをきっかけに「再就職」した人からの回答が目立ちました。

「子どもの就学に合わせ、働く時間帯を見直したかった」という声も。

また子ども関係では「子どもの習い事費用に余裕を持ちたかったから」という回答も寄せられています。

30代女性が転職先に重視した条件1位は「勤務時間や休日」

続いて「転職先に重視した条件」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

回答数が多かった順に7位までをランキング形式で紹介します。

1位は「勤務時間や休日」でした。

2位以下は「やりたい職種/仕事内容」「勤務地/通勤時間」と続きます。

「勤務時間・休日」「通勤時間」「残業」「休みやすさ」など、ワークライフバランスを重視した回答が目立ちました。

【1位 勤務時間や休日】
・土日祝の休みがあることを重要視しました(31歳で転職)
・子どもの学校、保育園の時間内であること(34歳で転職)
・勤務時間。給与面での待遇はいいが、夜勤は無理だと思ったので(39歳で転職)

具体的には「短時間勤務」「土日祝が休み」「夜勤がない」「勤務時間が固定」などが寄せられました。

子育てや家庭と両立するために短時間勤務や週2~4日勤務を希望した人が多かったほか、「フルタイムで働けること」を条件として挙げた人も。

「収入よりも休日重視」と回答した人もいました。

【2位 やりたい職種/仕事内容】
・英語に携われて、海外出張にいけること(30歳で転職)
・職種。販売職から離れるのが転職の目的だったので(32歳で転職)
・銀行の窓口業務をもう一度したかった(35歳で転職)

「今の職種を離れたい」「自分にあっている仕事に変わりたい」「スキルを活かせる仕事がいい」という理由で、仕事内容を優先した人も多いことがわかります。

また「子どもが成長した時に、正社員や契約社員にステップアップすることを視野に入れ、スキルを身につけられる仕事を希望した」という回答もありました。

【3位 勤務地/通勤時間】
・転勤がないこと(31歳で転職)
・片道通勤時間が30分くらいまでであること(36歳で転職)
・小さな子どもがいたので、何かあったときのために自宅近くを希望(38歳で転職)

通勤時間が長いと、通勤だけで疲れてしまいますよね。

「自宅から近くて通勤時間が短い」「転勤がない」という回答のほか、「在宅で働けること」を挙げた人も目立ちました。

子育てしながら転職した人からは「子どもをすぐに迎えにいける場所で働きたかった」という回答も多く寄せられました。

【4位 残業なし/少なめ】
・手当や給料が低くても、とにかく残業が少ないこと(30歳で転職)
・保育園の時間に間に合うように、残業がないこと(33歳で転職)
・残業が少ないこと、定時であがれること(34歳で転職)

「前職で残業が多かったので」「子どものお迎えの時間に間に合うように」という理由で、残業なし/少なめを希望した人が多数。

ワークライフバランスをとるためにも、大切な要素ですよね。

また残業については「残業代が支払われること(サービス残業がない)」を挙げた人も複数いました。

【5位 収入が多い】
・安定していて賞与がしっかり出ること(30歳で転職)
・仕事内容に見合う給料がもらえるかどうか(31歳で転職)
・前職よりも収入が下がらないこと(35歳で転職)

「前職並み・前職以上の収入が見込めること」「仕事に見合う収入・ボーナス」といった回答が多数。

またシングルで生きることを選んだ人からは「今後一人で生きていくと考えたときに給与や福利厚生に問題はないかと考えた」という回答も。

とくに異業種・職種に挑戦する場合など、転職によって収入が下がる場合もあるので、収入アップを目指すなら転職エージェントなどに相談しながらしっかり見極めたいところですね。

一方で「扶養の範囲内で働けること」を条件に挙げた人もいました。

【6位 休みやすさ】
・子どもの発熱などで呼び出しがあったときに、すぐ早退させてもらえること(31歳で転職)
・有給がきっちり消化でき、申し出ればすぐに対応してもらえるところ(33歳で転職)
・子どもの急病や保育園行事などに対応しやすいかどうか(35歳で転職)

とくに子育てしながら働く人から「子どもの学校行事や急病のときに休みやすいところ」との回答が多数。

休みやすい雰囲気の会社だと、子育てしながらの就業も安心ですよね。

今は「女性向けの転職サイト」「女性支援に特化した転職エージェント」などもありますので「本当に子育てしながら働きやすい企業」を探している人は、専門サイト・エージェントを頼るのもいいかもしれません。

【7位 福利厚生の充実】
・福利厚生が充実しており、育休が確実に得られる環境であること(30歳で転職)
・社会保険に入れること。交通費が全額出ること(33歳で転職)
・24時間保育がついていること(37歳で転職)

福利厚生が充実した会社は「社員を大切にしていて、働きやすい」というイメージがありますよね。

具体的には「社会保険」「産休・育休」「交通費」「託児所」といった回答が寄せられました。

中には「前の会社では社会保険加入の条件を満たしていたのに、加入させてもらえなかった」という声もありました。

30代女性|転職後の雇用形態1位は正社員

最後に「転職前と転職後の雇用形態」について聞いたところ、結果は以下のようになりました。

1位はどちらも正社員でしたが、転職後の正社員の割合は20.5%も減っています。

正社員を選んだ人からは「長期で安定的に働きたいから」「福利厚生がしっかりしているから」などの意見が寄せられました。

転職後の雇用形態2位はパート・アルバイトで、転職前よりも9.9%増えています。

選んだ理由は「家事と両立できるように」など。

3位は微増の契約社員で「正社員の求人がなかった」などの理由が挙げられました。

4位は派遣社員で、選んだ理由は「基本的に残業がないから」「再就職しやすかった」など。

5位は業務委託で、転職前は0%でしたが転職後は3.4%になっています。

選んだ理由は「自宅で自由にできる」「成果報酬制なのが気に入った」などでした。

6位は自営業で、業務委託と同じ「自分のペースでできる」というところに魅力を感じた人が多いようです。

では上位3つについて、より詳しく具体的な回答を紹介します。

【正社員を選んだ人の理由】
・結婚や出産後にも長く働きたかったからです(30歳で転職)
・パートや契約社員では、子どもを育てていくのに不安があったから(31歳で転職)
・ボーナスなど収入が安定していて、定年までしっかり働けるからです(39歳で転職)

正社員を選んだ人からは「安定」「収入」「長く働きたい」「福利厚生」といったキーワードがきかれました。

「常勤になれば、併設された託児所に子どもを預けられる」といった理由も。

また「ボーナス」を理由に挙げた人も目立ちました。

【パート・アルバイトを選んだ人の理由】
・子どもがいてフルタイムで仕事することがつらくなり、もっと家族と自分に余裕が持てる仕事がしたくなった(30歳で転職)
・高齢の親と同居しており、家庭の事情で休みを取りやすい仕事に就きたかった(37歳で転職)
・夫の扶養の範囲内で収入を得たかったため(39歳で転職)

パート・アルバイトを選んだ人からは「融通がきく」「フルタイムだと家庭と両立するのが難しいと思った」などの意見が多数。

「正社員だと異動があるから嫌だった」「本業以外の雑務もやらないといけないのが困る」などの理由も。

また「落ち着いたらまたフリーランスとして働くつもりだったので、ガッツリ勤める気持ちはなかった」など、短期間だけ就業することを前提にパート・アルバイトを選んだ人もいました。

【契約社員を選んだ人の理由】
・主人の転勤があるのでいざというときにやめれそうなこと(31歳で転職)
・できれば正社員が良かったけれど、すぐに勤務できるので決めました(33歳で転職)
・数年のうちに正社員への登用が見込めるため(39歳で転職)

契約社員を選んだ理由としては「決まりやすかった」「正社員登用の可能性があったから」などが多く寄せられました。

また「正社員並みの待遇」「たまたま好条件なのが契約社員だった」など、待遇がいいという回答も。

「正社員よりは融通がきく」という意見もありました。

* * *

30代で転職した女性292人を対象にアンケートを行ったところ、30代での転職理由第1位は「結婚・出産のため」と「人間関係への不満」でした。

「家庭との両立のため」「育児のステージが変わった」も転職理由の上位に入っており、全体的に「ライフイベント」「家庭の都合」で転職を考える女性が多いとわかりました。

また転職先について重視した条件は「勤務時間・休日」が1位に。

「家庭・子育てと両立したい」「自分の時間をもちたい」などワークライフバランスを重視して転職活動をした人が多いとわかります。

2位は「やりたい職種/仕事内容」で、「30代のうちに挑戦したかった」という声も。

転職前と転職後の雇用形態を比べると、1位はどちらも正社員でしたが、転職後の割合は大きく減少。

正社員から非正規雇用に変わった人からは「フルタイム勤務では子育てや介護と両立しにくい」といった回答が寄せられました。

ライフステージの変化や、経験を重ねての考え方の変化に合わせ、転職する女性が多いとわかりました。

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