新着記事

毎週月曜日更新!「ニャンコ先生の開運星占い」(5/25~5/31)射手座~魚座編

毎週月曜日更新!「ニャンコ先生の開運星占い」(5/25~5/31)獅子座~蠍座編

毎週月曜日更新!「ニャンコ先生の開運星占い」(5/25~5/31)牡羊座~蟹座編

会社の固定電話が鳴ると緊張する、知らない番号からの着信には出ない、知られざる「電話恐怖症」の実態

上洛中の信長の暗殺を企てていた斎藤義龍(演・伊藤英明)。ドラマでは今回で最後の登場となる。

斎藤義龍による上洛した信長の暗殺計画 いよいよ〈戦国〉がダイナミックに動き出す!【麒麟がくる 満喫リポート】

野筆セット|野外で書道を愉しめる小型・軽量の墨筆セット

発掘された義景館の高台の庭園(特別名勝指定)。

『麒麟がくる』でも再現された朝倉館の美しき庭園。なぜ、戦国大名は競って庭園を造ったのか?【麒麟がくる 満喫リポート】

折りたためるオールシーズンハット|オーソドックスなスタイルで誰でも似合う“普通の帽子”

イラスト/和田聡美

吉田鋼太郎の怪演で人気沸騰! 松永久秀は本当に梟雄・悪人だったのか?【麒麟がくる 満喫リポート】

裏は茶畑で駅前には水田が広がる駅。昔ながらの対面式ホームが残り、列車の待ち合わせも行なわれる。ここの木造駅舎も必見。

国鉄二俣線を引き継いだ天浜線(天竜浜名湖鉄道)|古き良き鉄道風景が残るローカル線の駅を巡る旅

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

ピックアップ記事

  1. 大開口窓は開放感が得られると同時に、季節ごとの光と風を取り込むことができる。芝生は建物周辺の温度を下げることが期待でき、庭木は夏の日差しを和らげる効果がある。
  2. 勾配天井により天井高は最高4mを実現。1階と1.5階がゆるく繋がることで、人の気配を感じながら、個室で過ごす感覚が楽しめる。
  3. 居室は35~75平方メートル、と広めに設定され、多彩なタイプが用意される。高齢者の暮らしやすさに配慮した設計が特徴だ。写真は66平方メートルの部屋。

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

趣味・教養

ビル・エヴァンスが3人いる!? 「自己との対話」という挑戦【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道48】

文/池上信次

前回の続きで、ビル・エヴァンスの定説の見直しです。エヴァンスはけっして「ピアノ・トリオの求道者」の枠に収まる人ではありませんでした。積極的に「新しいサウンド」を求めていた例としてはエレクトリック・ピアノの使用のほか、「もうひとりの自分との共演」があります。これは、自分自身の演奏に、さらに自分自身の演奏を重ねて録音し作品としたものです。

この「多重録音」による音楽制作は1940年代後半から行なわれていたもので、先駆的な作品としてはヴォーカルのパティ・ペイジやギタリストのレス・ポールによるものがよく知られています。ジャズでは1950年代半ばのレニー・トリスターノの試みが有名です(『鬼才トリスターノ』の一部)。しかし、アルバムまるごとを多重録音で作ること、つまり(おそらく)多重録音すること自体も目的としたのは、ジャズマンではエヴァンスが最初と思われます。

ジャズという音楽はその場の一発勝負、リアルタイムで生まれるものであり、また他者との相互作用(インタープレイ)により作り出される音楽ということが不文律であり、それまでそれを身をもって示してきたのがエヴァンスです。しかしそのエヴァンスが1963年に録音した『自己との対話(Comversations With Myself)』は、なんと「3人のビル・エヴァンス」の共演なのでした。ふたり(二重録音)ではないところに、なみなみならぬ意欲が感じられます。「ピアノ・トリオの求道者」とは真逆の一面といえるでしょう。

(1)ビル・エヴァンス『自己との対話』(ヴァーヴ) 演奏:ビル・エヴァンス(ピアノ) 録音:1963年2月6、9日、5月20日 最初の試みを「3台」で考えたところがじつに大胆。バラードの「ラウンド・ミッドナイト」などはピアノ3台では少々賑やかすぎる感じも受けますが、どうせやるなら狙いは明確に出そうということでしょう。なお、このアルバムはエヴァンス初のグラミー賞受賞作品となりました。

(1)ビル・エヴァンス『自己との対話』(ヴァーヴ)
演奏:ビル・エヴァンス(ピアノ)
録音:1963年2月6、9日、5月20日
最初の試みを「3台」で考えたところがじつに大胆。バラードの「ラウンド・ミッドナイト」などはピアノ3台では少々賑やかすぎる感じも受けますが、どうせやるなら狙いは明確に出そうということでしょう。なお、このアルバムはエヴァンス初のグラミー賞受賞作品となりました。

ここでは「ふたりのエヴァンス」によるデュオ演奏に、「もうひとりのエヴァンス」が伴奏しているのです。ただ、ピアノ3台による演奏とはいえがっちりと編曲されたアンサンブルではないため、まさに「3人の会話」=ジャズになっているところが特徴ですね。もしかすると、アンサンブルがないこの「3人」編成は、ピアノ、ベース、ドラムスの「ピアノ・トリオ編成」を全部自分でやってみた、つまりエヴァンス・トリオのひとり再現という発想なのかもしれません。

そしてこの試みは1作では終わりませんでした。エヴァンスは1967年に続編『続・自己との対話(Further Conversations With Myself)』を録音します。しかし、ここではひとり減らして「ふたりのエヴァンス」による演奏に絞られました。前作に比べるとシンプルな「対話」になっているものの、構成はより練られている印象を受けます。

(2)ビル・エヴァンス『続・自己との対話』(ヴァーヴ) 演奏:ビル・エヴァンス(ピアノ) 録音:1967年8月9日 「サンタが街にやってくる」「リトル・ルル」「クワイエット・ナウ」など、エヴァンスのフェイヴァリット・チューンと、「いそしぎ」「イエスタデイズ」スタンダードを収録。

(2)ビル・エヴァンス『続・自己との対話』(ヴァーヴ)
演奏:ビル・エヴァンス(ピアノ)
録音:1967年8月9日
「サンタが街にやってくる」「リトル・ルル」「クワイエット・ナウ」など、エヴァンスのフェイヴァリット・チューンと、「いそしぎ」「イエスタデイズ」スタンダードを収録。

さらに、1978年には『未知との対話—独白・対話・そして鼎談(New Comversations)』を録音します。最初の多重録音の試みから15年、ここには「ひとり」「ふたり」「3人」の演奏が収録されています。「3人」の曲にはエレクトリック・ピアノも導入し、アルバム構成もアレンジも熟考された、多重録音シリーズの総まとめというべきもの。ピアノ・スタイル、アドリブ・フレーズ、作曲(オリジナル4曲)、アレンジなどなど当然ながらどこを切ってもエヴァンスの個性が溢れています(最大濃度300%ですから)。

* * *

(3)ビル・エヴァンス『未知との対話—独白・対話・そして鼎談』(ワーナー・ブラザーズ)

演奏:ビル・エヴァンス(ピアノ、エレクトリック・ピアノ)
録音:1978年1月26〜28日、2月13〜16日
エヴァンスは、このアルバムでオリジナル新曲4曲を披露しています。これだけでもその意欲がうかがえるというもの。多重録音も3作目となり、エレクトリック・ピアノもすでに完全に自分のものとしていた時期だけに、きわめて充実した内容になっています。
* * *

この、多重録音による作品作りは、エヴァンスのひとつの看板である「ピアノ・トリオ」での「インタープレイ」とはもっとも離れたところにある手法といえますが、これもエヴァンスの、しかも重要なジャズ表現だったのです。これは比べるものがない、エヴァンスだけの個性なのです。

文/池上信次
フリーランス編集者・ライター。専門はジャズ。先般、電子書籍『プレイリスト・ウィズ・ライナーノーツ001/マイルス・デイヴィス絶対名曲20 』(小学館スクウェア/https://shogakukan-square.jp/studio/jazz/)を上梓した。編集者としては、『後藤雅洋著/一生モノのジャズ・ヴォーカル名盤500』(小学館新書)、『小川隆夫著/伝説のライヴ・イン・ジャパン』、『村井康司著/あなたの聴き方を変えるジャズ史』(ともにシンコーミュージックエンタテイメント)などを手がける。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. シンガーズ・アンリミテッド『イン・チューン』 ジャズの「リアル」はどこにある?【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プ…
  2. じつは「ライヴ」ではなかった あの「ライヴ名盤」(その2)【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道53】 じつは「ライヴ」ではなかった あの「ライヴ名盤」(その2)【ジャ…
  3. 新型コロナウイルスに倒れたジャズ・レジェンドたち 新型コロナウイルスに倒れたジャズ・レジェンドたち
  4. サブスク音楽を「聞き流し」専門スタイルからヴァージョン・アップす…
  5. ペギー・リー『ビューティ・アンド・ザ・ビート』(キャピトル) じつは「ライヴ」ではなかったあの「ライヴ名盤」【ジャズを聴く技術…
PAGE TOP