春。肌の露出も増えてくるこの時期、30歳以上の「大人女子」のみなさんにとって、顔はもちろん、冬の間はちょっとお休みしていた首やデコルテのケアも大切になってきますよね。
春の装いになってふと鏡を見たら、冬服の時には隠れていた首やデコルテに小さなポツポツが…なんて経験はありませんか? 実はあのポツポツの正体は「角質粒」といって、古くなった角質が固まって突起した「イボ」なんです。株式会社ブレーンコスモス(http://www.brain-cosmos.com/)が、30歳以上の女性を対象に「大人女子のイボ事情」に関する調査をしました。
気になるけれど、なかなか人には聞けないイボのことを探っていきましょう。
■イボに悩む女性は多い!?
「肌に気になるイボはありますか?」と質問したところ、『現在ある(38.4%)』『過去にあった(14.8%)』と、半数以上の方がイボに悩んだ経験があるということが分かりました。
「どんなイボですか?」と質問したところ、『ポツポツイボ(78.5%)』という回答が『大きなイボ(17.4%)』を大きく上回り、圧倒的に多いことが分かりました。
■イボができやすい場所とは? 悲しいエピソードも…
多くの女性を悩ませる“ポツポツイボ”こと角質粒や大きなイボですが、身体のどの部分にできるのでしょうか?
「身体のどの部分にできやすいですか?」と質問したところ、『首(41.4%)』という回答が最も多く、次いで『顔(21.0%)』『腕・脚(11.4%)』『背中(9.6%)』『デコルテ(7.8%)』と続きました。人に見られやすい首や顔にはできて欲しくないイボですが、実際はそういった部分にできてしまうようです。
<イボのせいでこんな思いをしています…>
・単純に気分が下がる 首を出すことがなくなった(30代/大阪府)
・イボが気になって背中の見える服が着られないことがあった(30代/福井県)
・気になっていつも触って傷付けて血が出たりする(40代/埼玉県)
・夏で薄着の時もストールで隠してしまう(40代/宮城県)
■イボケアの主流は…?
「イボのケアを行なっている、または行なっていましたか?」と質問したところ、なんと6割近くの方が『行なっていない(59.7%)』と回答しました。多くの方を悩ませるイボですが、もしかしたら効果的な対処法が分からずに、仕方なく放置しているのかもしれませんね。
では、ケアを行なっている方はどのようなケアをしているのでしょうか? 前問で『現在行なっている』『過去に行なっていた』と回答した方に「どのようなケアですか?」と質問したところ、『軟膏やクリームなどの市販薬を塗る(44.1%)』という回答が最も多く、次いで『皮膚科での治療(液体窒素やレーザーなど)(35.2%)』『エイジングケア化粧品を使う(9.7%)』『自分で切る(3.5%)』と続きました。
比較的簡単にケアできる市販薬でのケアを行なう方が多いようです。『自分で切る』というのはさらに悪化してしまうリスクもあるので、できれば避けたいですね。
■顔のイボは「皮膚科で治療したくない」!?
「顔にイボがありますか?またはできたことがありますか?」と質問したところ、『現在イボがある(32.2%)』『過去にイボがあった(ケア済み)(17.4%)』と、約半数の方が「顔」にイボができたと回答しました。
イボのケア方法のひとつに、皮膚科での液体窒素による治療(冷凍凝固療法と呼ばれます)があります。これは、液体窒素(-196℃)を用いてイボを凍らせ、壊死させる治療ですが、実は治療後に痕が残るリスクもあると言われています。
そのようなリスクのある治療を顔のイボに対して行なう場合、抵抗はあるのでしょうか?
そこで、「顔のイボをケアする際、皮膚科での治療に抵抗はありますか?」と質問したところ、『非常に抵抗がある(10.6%)』『少し抵抗がある(35.5%)』と、半数近くの方が『抵抗がある』と回答しました。
やはり「顔」にイボの治療痕が残るリスクを避けたい方は多いようです。
(皮膚科での治療はココが不安…)
・痛そうで怖いし、跡が残らないか不安(30代/栃木県)
・恥ずかしいし、いくらかかるか分からないから怖くて行けない(40代/埼玉県)
・繰り返す可能性があると聞いたので(40代/福岡県)
・そのような症状で病院に行っていいものか戸惑います(40代/千葉県)(皮膚科での治療に抵抗がない理由)
・綺麗になるならどんな治療でもよい(30代/千葉県)
・保険適応内ならやりたい(30代/静岡県)
・顔にある方が嫌なので(40代/東京都)
・コンプレックスを抱えて生きるよりもいいと思うから(50代/神奈川県)
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今回の調査で、年齢を問わずイボにお悩みの女性は多いことが分かりました。また、顔のイボはできれば取りたいものの、痕が残るリスクや費用などを懸念している方も多く、セルフケアで対処したいのが本音のようです。
イボができてしまったら、自分が納得できるケアで対処していきたいですね。
調査概要:「大人女子のイボ事情」に関する調査
【調査期間】2020年3月10日(火)~ 2020年3月11日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,066人
【調査対象】30歳以上の女性
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ