新着記事

親と心を通わせ合うために|『精神科医が教える 親のトリセツ』

親と心を通わせ合うためのヒント|精神科医が教える「親のトリセツ」

室内の「隠れダスト」に要注意! 花粉症患者の約7割がオフィスでも花粉症の影響を体感している

高齢者にとってポリファーマシーのリスクは何か?|薬を使わない薬剤師 宇多川久美子のお薬講座【第16回】

高齢者にとってポリファーマシーのリスクは何か?|薬を使わない薬剤師 宇多川久美子のお薬講座【第16回】

『拳銃(コルト)は俺のパスポート』

ニヒルでハードボイルドな宍戸錠=エースのジョー|『拳銃(コルト)は俺のパスポート』【面白すぎる日本映画 第39回】

加齢により減少する唾液の分泌量を増すセルフケア|『ずっと健康でいたいなら唾液力をきたえなさい!』

免疫力の強い身体をつくる「唾液力」の鍛え方

「ミニ水筒」が大ブーム! 愛用者たちが選ぶ人気の「水筒」タイプは?

チャーリー・パーカー『The Complete Dean Benedetti Recordings Of Charlie Parker』

録音技術の進歩はジャズを変えはしなかった【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道42】

江戸・東京の粋を体験・感性を磨く「ものづくりのまち」台東区へ《プレゼントあり》[PR]

医師206名に聞いた「新型コロナウイルス」対策と予防法

白菜と春雨の中華炒め

【管理栄養士が教える減塩レシピ】甘みを感じる「旬の白菜」をたっぷり使ったご飯が進むおかず2品

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

ピックアップ記事

  1. 北大路魯山人作「つばき鉢」1938年

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

趣味・教養

織田信長が催した戦国のイルミネーションの源流「津島天王祭り」【麒麟がくる 満喫リポート】

尾張半国の守護代のそのまた三奉行のうちのひとつに過ぎない、織田信秀・信長と続く織田弾正忠家が、なぜ、激動の戦国時代に頭角をあらわすことができたのか?
その答えは、彼らが、交通と経済の要衝であった熱田と津島を押さえていたからに他ならない。

津島神社。弾正忠家隆盛の背景には同神社の役割が大きかった。それについては稿を改めたい。

津島神社。弾正忠家隆盛の背景には同神社の役割が大きかった。それについては稿を改めたい。

そのうちの津島が、『麒麟がくる』第四話「尾張潜入指令」のエンディングで登場人物ゆかりの地を紹介する紀行コーナーに登場した。

津島神社や天王川公園などが紹介されていたが、愛知県出身の私は、「え―」と思った。津島を紹介しておきながら、あの祭りを紹介しないんですか、と。

あの祭りとは、毎年7月第4土曜日・日曜日に斎行される「津島天王祭」のことだ。

その歴史は古く、今から遡ること500年ほど前の室町時代末期頃から始まったといわれる津島神社の祭礼だ。
信長の時代にはすでにこの地方の夏の風物詩になっており、津島商人を掌握していた信長も見物したと伝えられている。2011年に刊行された『信長全史』(小学館)では、〈信長の原風景〉として紹介された。

宵宮の夜。天王川に浮かべられた5艘のまきわら船の上には屋台が組まれ、1年の日数を表す365個の提灯が椀を伏せたような山型に飾られている。

その中心に1年の月数を表す12個の提灯を取り付けた真柱が立てられる。漆黒の夜空に煌々ときらめく提灯の灯りは水面にも映し出され、まばゆいばかりだ。笛の音にあわせてゆらゆらと川を渡る様子は、妖艶なまでに幻想的だ。

宵宮では、山型に飾られた提灯をのせた5艘のまきわら船が天王川を渡る。

宵宮では、山型に飾られた提灯をのせた5艘のまきわら船が天王川を渡る。

翌朝には5艘の船はお色直しをして車楽船となり、前夜とは装いを変えて姿を現す。もう1艘を加えた6艘は、能の出し物をかたどった置物を乗せ、悠々と水面を進む。置物の人形や装飾は豪華絢爛、戦国時代は、津島商人の財力を誇示する祭りだったに違いない。

●『麒麟がくる』で再現してほしい〈明かりが灯る安土城〉

信長は、天正9年(1581)7月15日、信長は安土城や城下の惣見寺に無数の提灯を吊るし、琵琶湖の入江に浮かべた船や道々に松明を持った家臣を配置するという、行事を催している。『信長公記』にはこう記されている。

〈山下かがやき水に移り、言語道断、面白き有様。見物群衆に候なり〉(城のたつ安土山の輝きが琵琶湖の湖面に映る様は、言葉が出ないほど美しい。その光景を見るために多くの群衆が集まった)。

今でこそイルミネーションはどこでも見られるが、街の灯りなどなかった戦国の世には、どれほど煌びやかに人々の目に映ったであろうか。神々の世界が地上に現れたような、そんな美しくも妖しい輝きを放っていたのではないかと、想像が膨らむ。

信長の経済力や権勢を顕示するイベントだったのであろうが、豊かな津島の商人たちが中心となって斎行していた津島天王祭の賑わいや、人々の喜ぶ様を安土でも再現したかったのではないだろうか。天下を目前に控えた信長の、郷愁と未来への展望がないまぜになったような行事であったに違いない。『麒麟がくる』でぜひとも再現してほしいシーンの一つである。

構成/『サライ』歴史班 一乗谷かおり

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 明智光秀が松平竹千代(後の徳川家康)に食べさせた 〈美濃の干し柿…
  2. 首を背負って戦った光秀(演・長谷川博己) 『麒麟がくる』前代未聞の1回~3回一挙再放送で、おさえておきたい…
  3. 織田信長――本当は「オタ・ノブナガ」と読む説を追う【麒麟がくる …
  4. 信長を論破して、ぶん殴られた明智光秀。大河ドラマで描かれる「本能…
  5. 斎藤道三と対峙した土岐頼芸。子孫は、江戸城で「殿中でござる!」と…
PAGE TOP