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【義家族との間】毎年決行される義両親との家族旅行。自腹なのに大広間に雑魚寝でプライベートは一切なし~その1~

取材・文/ふじのあやこ

家族の中には、血縁のない『義(理の)家族』という間柄がある。結婚相手の親族関係を指すことが一般的だが、離婚件数が増える現在では、親の再婚相手や、再婚相手の連れ子など、家族の関係は複雑化している。血のつながりがないからこそ生じる問題、そして新たに生まれるものも存在する。義家族との関係を実際に持つようになった当事者にインタビューして、その時に感じた率直な思いを語ってもらう。

付き合っていた頃からあった、彼の家族旅行

今回お話を伺った、未奈さん(仮名・33歳)は、29歳の時に紹介で出会った男性と結婚、現在は1年前に生まれた子どもとともに都内で暮らしています。未奈さんが抱える義家族との不和の原因は、年に一度行われる親戚を含めた家族旅行。さらには、旅行の積み立てのために定期的に義母にお金を渡さないといけないところにも違和感を覚えているとか。

「夫からしたら家族旅行は昔からある恒例行事で何の違和感もないから、私だけ不参加とは言い出せません。それに、連れて行ってくれているものならまだしも、なぜお金を渡してまで参加しないといけないのか。私が妊娠中の時も参加は当たり前で、あの時は本当にしんどかったんですよ……」

未奈さんは都心寄りの埼玉県出身で、両親と2歳下に妹のいる4人家族。両親はどちらも忙しく働いており、何かを厳しく躾られた記憶はないそう。淡白な家族関係だったと振り返りますが、両親のことは好きだと語ります。

「どちらもフルタイムで働いていて、小さい頃は近くに住んでいる母方の祖父母に面倒を見てもらっていました。でも、家族仲は別に悪いわけじゃなくて、近場のファミレスなどの外食にはよく連れて行ってもらっていました。父はずっと同じ仕事を、母は仕事を何度か変えてはいますが、今も元気に働いています。今は60代になったばかりなんですが、フラッとどこかに旅行に行ったり、飲み歩いたりとアクティブですね。それにずっと働いているからなのか、二人とも考え方がフラットなんです。考えが偏っていなくて、私たちの意見を昔からちゃんと聞いてくれていました」

未奈さんは高校を卒業後は服飾デザインの専門学校へ進学。その後ファッションブランドの販売員として働き、23歳の時に今の旦那さんと出会います。

「紹介というか同僚に、『近くで男友達が飲んでいるから来る?』みたいな軽い感じのものでした。第一印象なんて覚えてないし、いつからかメールをするようになって、ですかね。今振り返ると、夫はいつもお正月は必ず実家で過ごしていましたし、家族旅行にも出かけていました。当時から家族の話はよく聞いていて、私は家族と仲が悪い男性ならマザコンくらいのほうが好きだと思っていたし、そこはむしろプラスでした。付き合って半年で同棲を始めて、その頃からいつかは結婚するだろうと意識はしていたと思います」

【次ページに続きます】

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