――「やさぐれ会」も実在するんですよね?
兄:みんなうちの近所に本当にいる子たちです。先日もまむしちゃんが遊びにきました。「やさぐれ会」の子って世話になっている家があるせいか、ウチには見廻りに立ち寄るだけって感じです。来てジっとして人のことを睨んで帰ったり。
おしっこだけして帰る子とか、オサムさんとあいさつだけして帰る子とかいて謎なんですけど(笑)、たまに顔を出してくれると楽しいし安心します。うちに居ついてくれてもいいし。リボンの話も、オサムさんやつーさんの友達っていうのも実話です。
つしま:あいつらみんないい奴だよ。ただ、ニンゲンには決して心を開かないんだよ。
――つーさんの日常をはじめ「やさぐれ会」に個性的な近所の方々……。2巻に登場したしず子やテルオのその後の話にも興味津々で、この後も楽しみでたまりません。
兄:ただ、最近みんな慣れてきてすごく甘えん坊で、絵を描く時間があまり取れないんです。つーちゃんの様子を見て、ちゃーちゃんもオサムさんもそれをマネて、信頼してくれるようになったのかもしれません。
つしま:俺、「こいつら大丈夫だよ」って説得したんだよ。
兄:ありがとうね、つーさん。オサムさんも最近はヒザの上がお気に入りで、そうすると集中して描けないんですよ。でも、もっとツイッターも更新できるようにがんばります。
つしま:がんばれよ。
――2巻の付録のポストカードも好評です。1巻を買ってくれた皆さんへのお礼も兼ねて、2巻は何か特典をつけたいという「おぷうのきょうだい」の強い希望でした。
兄:いくつかイラストを描いて2種類に絞ったんですが妹と意見が割れてしまいました。それでツイッターでポストカードの絵柄のアンケートをして、フォロワーの皆さんに投票をお願いしました。
そこで「両方つけてほしい」という意見が多くて、それを小学館さんが汲み取ってくれて、ポストカード2種類の2枚を特典につけることができました(初版と2版だけでなく3版につくことも決定)。
――フォロワーの皆さんとつーさんの交流もとても微笑ましく、それが『俺、つしま』の魅力のひとつにもなっていると思います。では最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
兄:1巻も2巻も、たくさんの方に読んでいただいて感謝しています。いつもつーさんに優しい言葉をかけていただいてありがとうございます。
妹は、ボロボロの野良猫だったつーちゃんが、今は人気者になって皆さんに可愛いと言ってもらえていることに感動しているようです。とても喜んでいます。
つしま:皆さん、いつもありがとうよ。俺はこれから迎えるセミたんの季節にワクワクが止まらないよ! またついったん……いや、ついったでお会いしましょう!
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『俺、つしま』と『俺、つしま2』
おぷうのきょうだい 著
定価本体1000円+税
https://www.shogakukan.co.jp/pr/tsushimacat/
「俺、つしま」公式Twitterもあるよ(@tsushimacat)