女房名が「源氏名」といわれるように

A:この女房名ですが、武士の時代になってから主家に仕える女性が「桐壺」「空蝉」「明石」など『源氏物語』の五十四帖の巻名を由来する名をつけるようになって、「源氏名」といわれるようになるのが面白いところです。

I:源氏名というと現代では水商売の方がつける名前というイメージがありますが、そういう由来があったのですね。

A:ちょっと脱線しますが、「あけみ」と「みゆき」。どちらが正統的な源氏名だと思います?

I:え? 正統的? 『源氏物語』の五十四帖由来とすれば巻29の「行幸(みゆき)」ですか?

A:そうです。みゆきが正統的な源氏名ということになります。でも昭和の代表的な作曲家古賀政男の『あけみの歌』(昭和7年)なんかがあるように、昭和の源氏名といえば「あけみ」なんですかね。

七殿五舎を覚えておこう。次ページに続きます

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