最近、パソコンやスマートフォンの普及により、自ら字を書く機会はめっきり減少してきました。その影響からか「読める、けれども、いざ書こうとすると書けない漢字」が増えていませんか? 以前はすらすらと書けていたのに、と書く力が衰えたと実感することもあります。

この記事を通じて、読むこと・書くこと・漢字の意味を深く知り、漢字の能力を高く保つことにお役立てください。「脳トレ漢字」第154回は、「嗜好」をご紹介します。「嗜」という漢字が難しいため、なかなか読みづらいかもしれません。実際に読み書きなどをしていただき、漢字への造詣を深めてみてください。

「嗜好」とは何とよむ?

「嗜好」の読み方をご存知でしょうか? 「かっこう」「しゅこう」ではなく……

正解は……
「しこう」です。

『小学館デジタル大辞泉』では、「ある物を特に好み、それに親しむこと。好み。」と説明されています。主に趣味や、飲食物に関する好みのことを指す「嗜好」。「ゴルフ好きの彼とは嗜好が合う」「年を重ねるにつれて嗜好が変わる」などのように使います。

また、発音が似ている言葉に「趣向」があります。あるものがより良くなるように工夫することを「趣向を凝らす」と表現しますが、「嗜好を凝らす」にすると誤りになってしまうため、注意が必要です。

「嗜好」の漢字の由来は?

「嗜好」に使われている「嗜」という漢字。こちらは「嗜む」と書いて「たしなむ」と読み、「芸事などに親しむ」という意味を持ちます。この「嗜」という漢字と「好」を組み合わせることで、「芸事などに親しみ、心から好む」という意味になるのです。

世界の様々な嗜好品

皆さまは、「嗜好品」と言われると何を思い浮かべますか? 代表的なものとして、お酒やタバコ、コーヒーなどが挙げられますね。これらは現在でも多くの人々が親しんでいるものですが、世界にはほかにも様々な嗜好品が存在します。

例えば、インドやマレーシア、ベトナム、アラビア、アフリカなどで見られる「キンマ噛み」。こちらは、ビンロウジ(ヤシ科の高木)の実と石灰を、キンマ(コショウ科のツル性低木)の葉で包み噛んで楽しむものです。これを噛むと、口内は真っ赤に染まるそうですが、一種の爽快感を得られるとされています。

また、南アメリカで飲用されている「マテ茶」も嗜好品に挙げられます。南米先住民たちの間で、古くから飲用されてきたマテ茶。その後、キリスト教の宣教師たちによって周辺地域にも広められました。ビタミンや鉄分などが多く含まれているため、「飲むサラダ」として日本でも広く愛飲されています。

***

いかがでしたか? 今回の「嗜好」のご紹介は、皆さまの漢字知識を広げるのに少しはお役に立てたでしょうか? 「嗜好」には、芸事や飲食物を好んで楽しむという意味があることが分かりました。自分の「嗜好」を大切にしながら、生活したいですね。

文/とよだまほ(京都メディアライン)
HP:https://kyotomedialine.com FB

 


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