江戸はものを余すことなく使う、究極のリサイクル都市でもありました。割れた茶碗は焼き接ぎをして使い続けたり、燃やした後の灰は肥料として売ったり……。使い捨てがスタンダードな今、見習いたいところですよね。
循環型のライフスタイルが確立していた江戸では、他にどのようなリサイクルをしていたのでしょうか。クイズを通じて少し覗いてみましょう!
クイズは4問、「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題からピックアップしてみました。ぜひ挑戦してみてください!
【クイズ1】
和紙の特性を利用して、日本では古くから古紙をすき返した再生紙がさかんに作られました。江戸時代には、京都の西洞院紙などが有名でしたが、江戸を代表する再生紙でおもにちり紙として使われた紙は何でしょう?
(い)吉原紙
(ろ)谷中紙
(は)赤坂紙
(に)浅草紙
【クイズ2】
江戸時代の農業では、「金肥」と呼ばれる購入肥料が使用されました。では、次のうち金肥(きんぴ/かねごえ)の使用に用いられた魚はどれでしょう?
(い)白魚
(ろ)鰯
(は)鯛
(に)秋刀魚
【クイズ3】
リサイクル社会ともいわれる江戸の庶民生活では、古着を買って着ることが普通でした。古着などを売る床店が多く集まっていたことで有名だった場所はどこでしょう?
(い)日本堤
(ろ)アメヤ横町
(は)柳原土手
(に)日本橋十軒店
【クイズ4】
江戸時代はさまざまなものがリサイクルされていました。『守貞万稿(もりさだまんこう)』によれば、「箒売(ほうきうり)」は少しの銭を足すだけで、古い棕櫚箒(しゅろほうき)を新品に替えてくれました。では、引き取られた古い箒はどのように再利用されたのでしょう?
(い)クズカゴにする
(ろ)ゴザにする
(は)タワシにする
(に)ハケにする
以上、4問です。いかがでしょうか?