江戸時代の食事は質素でつつましやかだったと言われていますが、一方で外食産業も発展し、料理屋を格付けした「料理番付」が人気を集めるなど、江戸っ子の食へのこだわりは相当なものだったようです。
そこで今回は、「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題から、江戸の食事情についてのクイズを5問を出題します。
【クイズ1】
江戸時代も後期になり、砂糖の生産量が増えると、庶民も南蛮渡来の砂糖菓子・金平糖を口にできるようになりました。では、金平糖の語源は何語でしょう?
(い)インドネシア語
(ろ)ポルトガル語
(は)中国語
(に)オランダ語
【クイズ2】
江戸時代中期の学者、青木昆陽は飢饉対策のため、ある作物の栽培を8代将軍吉宗に建白、その普及に成功します。その作物は何でしょう?
(い)ジャガイモ
(ろ)サトウダイコン
(は)サツマイモ
(に)トウモロコシ
【クイズ3】
江戸は外食産業の盛んな町でしたが、江戸時代後期には凝った座敷で贅沢な料理を出す高級料亭も出現しました。浅草三谷にあり、2~3人でお茶漬けを食べて1両2分もかかったという逸話が残る店はどこでしょう?
(い)百川
(ろ)秀月
(は)三浦屋
(に)八百善
【クイズ4】
江戸時代の庶民の食事は一汁一菜が基本でした。これはどのような食事のことでしょう?
(い)ご飯に汁物が一品で、しかも具が菜っ葉だけという質素な食事
(ろ)ご飯に汁物が一品、おかずが一品だけという質素な食事
(は)ご飯に一級の汁物とおかずがつく豪華な食事
(に)一日一回、ご飯と汁物とおかずを食べて終わりという食事
【クイズ5】
江戸のグルメのひとつに鰻の蒲焼があります。この鰻が庶民に人気の食べ物として定着したのには、ある調味料が関係していますが、それは何でしょう?
(い)味噌
(ろ)醤油
(は)清酒
(に)味醂
以上、5問です。いかがでしょうか? 今回はちょっと簡単でしたか?