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文/川口陽海

脳の鎮痛機能を回復させる方法~腰痛とストレスと脳の関係~

脳の鎮痛機能を回復させる方法

慢性でなかなか腰痛が治らない方のほとんどは、多かれ少なかれストレスや脳の鎮痛機能の低下によって症状が長引いている可能性があります。(詳細は【前編】で)

ではこのようにストレスなどから鎮痛機能の低下により腰痛がおこった場合、どうしたら良いのでしょうか?

治す方法はあるのでしょうか?

大丈夫、安心してください。

腰痛トレーニング研究所の指導で治った方々のデータを分析したところ、まず痛みのない動きができるようになることが脳の回復の第一歩となり、やがて脳の鎮痛機能が回復して痛みがやわらいでくる、ということがわかりました。

痛みのない動きができるようになる

回復への希望がみえる、安心して動くことができる

不安感や恐怖感や気分の落ち込みがなくなる

脳の鎮痛機能の働きが回復する

脳の痛みの過敏性が下がり、痛みに強い脳に回復する

痛みやしびれなどの症状が減る

さらに動けるようになり、回復への好循環が生まれる

このようなプロセスで脳の鎮痛機能の働きが回復し、慢性腰痛から抜け出すことができるのではないかと思われます。

痛みのない動きを取り戻すトレーニング

腰痛トレーニング研究所では、ストレス性の腰痛や脳の鎮痛機能を回復させるために、まず最初に腹式呼吸を使った体幹インナーマッスルトレーニングから指導をはじめます。

腹式呼吸や瞑想、ヨガなどは、脳内の血流を良くし、脳の機能を改善することがわかっていて、慢性痛の改善にも効果があることが様々な研究により判明しています。

呼吸や自分の筋肉、身体の動きなどに集中すると、痛みへ意識がいかなくなると同時に、脳の前頭前野など扁桃体を抑制する部位の活動が高まります。

それによってストレスホルモンのレベルが下がり、反対に鎮痛ホルモンの分泌が増え、脳の鎮痛機能が正常に回復してくるのだと考えられます。

その具体的なやり方を、動画や画像でご紹介します。

自宅で出来る!腰痛トレーニングDVDより

腹式呼吸を使った基本トレーニング

※動画では専用のポールに乗っておこなっていますが、床に寝たままおこなっても同じような効果があります。

1.床にあおむけになり両膝を立てた姿勢をとる。
2.腹式呼吸の要領で、鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、口をすぼめて天井に息を吹きかけるようにしっかりと吐き切る。

腹式呼吸を使った基本トレーニング腹式呼吸を使った基本トレーニング腹式呼吸を使った基本トレーニング

3.息を吐きながら下腹部と肛門(骨盤底筋)を締める

腹式呼吸を使った基本トレーニング

4.息を吐きながら下腹部と肛門(骨盤底筋)を締め、恥骨を引き上げて腰を丸め、床に押し付ける。

腹式呼吸を使った基本トレーニング腹式呼吸を使った基本トレーニング

5.このトレーニングを1日30回を目標におこなってみましょう。

腹式呼吸を使った基本トレーニング

いっぺんに30回でも構いませんし、10回ずつ朝昼晩のように分けても構いません。トータルで30回が目安です。

30回以上できるようなら、やればやるほど効果は出ます。

しかし、動画内でも注意があるように、腰や背中、脚などに余計な力みがあると、かえって痛みを起こすことがありますので、その点はご注意ください。

このトレーニングをおこなうことで痛みが出たり、または痛みのためにこのトレーニング自体ができないようでしたらやめてください。

文・指導/川口陽海
厚生労働大臣認定鍼灸師。腰痛トレーニング研究所代表。治療家として20年以上活動、のべ1万人以上を治療。自身が椎間板へルニアと診断され18年以上腰痛坐骨神経痛に苦しんだが、様々な治療、トレーニング、心理療法などを研究し、独自の治療メソッドを確立し完治する。現在新宿区四谷にて腰痛・坐骨神経痛を専門に治療にあたっている。

【腰痛トレーニング研究所/さくら治療院】
東京都新宿区四谷2-14-9森田屋ビル301
TEL:03-6457-8616
http://www.re-studio.jp/index.html

 

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