花粉症の季節になると、毎年鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状に悩まされていませんか?  市販薬を使っても眠くなったり、効き目に物足りなさを感じたりすることもあるでしょう。そんな方に知ってほしいのが、花粉症によく使われる漢方薬「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。

あんしん漢方所属の薬剤師の中田早苗さんに、小青竜湯の特徴や向いている人、日常生活で取り入れたいセルフケアをうかがいました。

花粉症が起こるのはなぜ?

花粉症は、体内に入った花粉を免疫機能が「異物」と認識し、過剰に反応することで起こります。

本来、免疫は体を守るための仕組みですが、花粉症の場合は必要以上に働いてしまい、ヒスタミンなどの化学物質が放出されて鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を引き起こします。

漢方では、こうした反応を単なる症状として抑えるのではなく、体のバランスの乱れとして捉え、根本から整えて改善することを目指します。

小青竜湯はどんな人に向いているのか

小青竜湯は、花粉症やアレルギー性鼻炎に広く用いられる漢方薬です。とくに、水のようなサラサラした鼻水や、くしゃみが頻繁に出るタイプの症状に適しています。

また、「胃部振水音」がある人に向いています。胃部振水音とは、胃のあたりを軽くたたくとポチャポチャと水の音がする状態のことです。

小青竜湯は麻黄(まおう)、乾姜(かんきょう)、細辛(さいしん)などの作用で体を温め、半夏(はんげ)、五味子(ごみし)の作用で水分代謝を整えます。さらに、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)で「血(けつ)」や「気(き)」の巡りを整えます。

眠くなる成分が入っていないため、眠気が気になる方にもおすすめです。

小青竜湯と併せて行いたいセルフケア

花粉症を改善するには、小青竜湯と日常生活でのセルフケアを組み合わせることが大切です。花粉症対策として意識したいポイントを3つ紹介します。

1.花粉の侵入を防ぐ

花粉症対策では、体内に花粉を入れないことが重要です。外出時にはマスクや眼鏡を活用すると、鼻や目から侵入する花粉の量を減らせます。

帰宅後は、衣服についた花粉を玄関先で払い落とし、室内に持ち込まないようにしましょう。

また、部屋はこまめに掃除し、換気をする際は窓を大きく開けすぎないことも花粉の侵入を防ぐことにつながります。

2.腸内環境を整える

腸内には免疫細胞の約7割が集まっており、腸内環境を整えることは免疫機能のバランスを保つうえで重要です。

発酵食品であるヨーグルトや味噌、納豆などを日々の食事に取り入れると、直接的に腸内の善玉菌を増やすことができます。ただし、食物から摂った善玉菌は数日で体外へ排出されるため、継続して摂ることが大切です。

また、腸内の善玉菌を育てるために、野菜や海藻、きのこ類に含まれる食物繊維も腸内環境を整えるために欠かせません。無理なく続けられる形で、毎日の食事を少し意識してみましょう。

3.十分な休息をとる

睡眠不足やストレスは、自律神経や免疫機能の乱れにつながり、花粉症の症状を強める原因になります。毎日決まった時間に寝起きするなど、生活リズムを整えることが大切です。

また、就寝前に深呼吸をしたり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりすることで、心身をリラックスさせる時間を作りましょう。

副作用はある? 安心して服用するために

小青竜湯には、麻黄や甘草といった生薬が含まれています。そのため、動悸や血圧上昇、むくみなどが起こる可能性があり、心臓病や高血圧、甲状腺機能亢進症、腎臓病の方は注意が必要です。

また、胃腸の弱い方や体力が衰えている方、発汗傾向がある方などは向いていません。

体質や体調によって合う・合わないがあるため、なるべく専門家に相談してから服用するようにしましょう。

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花粉症と上手につき合うために

花粉症は、毎年のことだからと我慢してしまいがちですが、体質や生活習慣を見直すことで、つらさを和らげることは可能です。小青竜湯は、症状だけでなく体の内側から整えることを目指す漢方薬のひとつ。漢方を正しく知り、ご自身に合った方法を取り入れて、花粉の季節も前向きに乗り切っていきましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0294&utm_source=sarai&utm_medium=referral&utm_campaign=260214

 

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