
朝起きると肩が重い、夜にはズキズキ痛む……。
肩の不調に悩まされていませんか?
「最近、肩の重さが取れない」
「痛みで首や肩を動かしにくい」
「湿気や冷えで症状が悪化する気がする」
そんなお悩みを抱えていませんか?
肩の痛みは単なる使いすぎや年齢だけが原因ではなく、体の中の「水(体内の余分な水分)や湿気の滞り」が関係していることもあります。
そんなとき、肩の痛みやこわばりに働きかける漢方薬「二朮湯(にじゅつとう)」が役立つ場合があります。
今回は、肩の痛みを和らげ、日常を軽やかに過ごすための漢方薬「二朮湯」について、あんしん漢方の薬剤師で、漢方薬製剤の研究にも携わる碇 純子さんに伺います。
肩の痛みはなぜ起こる?

・長時間の同じ姿勢や運動不足によって、「気・血・水(エネルギーや血液・水分)」の巡りが停滞
・湿気や冷えで体内に「湿(余分な水分)」がたまり、関節や筋肉に不調が現れる
・その結果、肩のこわばりや痛み、重だるさが続きやすくなる
一時的にマッサージや湿布で楽になっても、根本の巡りが整わないと繰り返しやすいのです。
二朮湯はどんな方におすすめ?

二朮湯は、肩の痛みやこわばりを繰り返す方、特に湿気や冷えで悪化するタイプに適しています。
朝起きたときに肩が重く感じたり、天候の変化に症状が左右されやすい方におすすめです。慢性的な肩の違和感や、肩が動かしにくいと感じる方にも向いています。
二朮湯とあわせて行いたいセルフケア

漢方薬の力をサポートするには、日常生活の中で「巡りを整える工夫」を取り入れることが大切です。
たとえば、肩や首をほぐす軽いストレッチを習慣にしたり、冷えを防ぐために温かい飲み物を意識してとること。
さらに、湯船につかってしっかり汗を流すことで余分な湿気を外へ出し、巡りを良くする助けになります。
こうした小さな工夫の積み重ねが、肩の不調を和らげる力になります。
二朮湯に副作用はある? 安心して服用するには

二朮湯は、白朮や蒼朮といった生薬を中心に構成され、余分な湿気を取り除き、気血水の巡りを整える作用があります。
ただし、体質によっては合わない場合もあるため注意が必要です。
特に、胃腸が弱い方や妊娠中の方は、服用の可否を専門家に確認しましょう。
自分に合った漢方薬を選ぶには、自己判断せずに専門家に相談することが安心につながります。
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内側から整えて、肩の不調を軽やかに

二朮湯とセルフケアを組み合わせることで、肩の痛みや重だるさの原因にアプローチできます。
日常のちょっとした不調を軽やかにし、動かしやすく心地よい体を目指しましょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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イラスト:にゃたり
