病気知らずのシャンソン歌手の健康源は、朝の卵とソーセージやベーコン、野菜など。そのうち卵と野菜は地産地消である。

【森田日記さんの定番・朝めし自慢】

右の大皿から時計回りに、目玉焼き、ウィンナーソーセージ、野菜サラダ(レタス・サラダ菜・胡瓜・玉葱・ミニトマト・ホワイトマッシュルーム)。左の皿、フレンチトースト(バター)、果物(苺・みかん)。右のボトル、オレンヂ・ビネガー(下画像参照)、オリーブオイル。写真は卵2個の目玉焼きで、夫用だ。野菜サラダにはオレンヂ・ビネガーとオリーブオイルを同量ずつかけて食す。ランチョンマットはリサイクルショップで見つけた帯を、日記さんが仕立て直したもの。
静岡名産の温州みかんを使った、甘みが特徴のまろやか酢
「オレンヂ・ビネガー 延命酢」
900mL 1160円(税別。標準小売希望価格)
近藤酢店/静岡市葵区岳美 7-29 電話:054・245・3635
フレンチトーストに代わって、近藤さんはコーンフレーク(右)、日記さんはオートミールが登場することもある。それぞれに牛乳をかけていただく。
朝7時起床、朝食は8時頃。「朝と夜はしっかり食べますが、昼は軽めです」と森田日記さん・近藤雅俊さん夫妻。近藤さんはコーヒー党で、食中のコーヒーは自らが淹れる。

1970年代に、健康的なお色気で人気を博したテレビ番組がある。『プレイガールQ』(現・テレビ東京系)や『独占!女の60分』(現・テレビ朝日系)だ。前者にはレギュラー出演、後者では体当たりのレポーター役を務め、茶の間の人気者となったのが、森田日記(もりた・にっき)さんである。

芸能界入りのきっかけは、『ぎんざナイトナイト』(TBS系)の「とん平のヘイ・ユー!インタビュー」のコーナー。ここでダイナミックに踊る少女。長身でボーイッシュ、エキゾチックな顔立ちの彼女を芸能界が見逃すはずはない。

芸能界にデビューした16歳の頃。身長172cm、祖父がフランス人という個性的な顔立ちで、一躍スターに。そのボーイッシュさが魅力だった。ニックネームは“ニッキー”。

1973年、16歳で歌手デビュー。以来、“女プレスリー”を目指してレコードを出し、テレビ、映画、舞台出演と芸能生活は順風満帆。その最中の’88年、芸能活動を突如休止する。何があったのか。

「寿退社です。ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』の再々演も決まっていたけれど、惜しまれながら、かっこ良く辞めたかった……」

かくして、29歳で結婚。ふたりの娘も生まれ、家事と育児に専念した。転機は45歳の時。次女が小学校を卒業する時に作詞・作曲、自らが歌った『たびだち』という曲が評判を呼び、2002年7月より歌手活動を再開。今ではシャンソンを中心に、ライブハウスなどでコンサートを開催している。

日記さんの大人の歌が楽しめるCD『Unforgettable』(問い合わせ:オフィス・プルニエ 電話:090・3208・3998)。「サン・トワ・マミー」「ろくでなし」の他、歌を再開するきっかけとなった「たびだち」も収録。
10年ほど前のコンサートでシャンソンを歌う日記さん。現在は都内や千葉県内のライブハウスなどを中心に、大人の歌を聞かせている。奇数月の第1日曜には千葉県のJR本八幡駅近くのライブレストラン『沙羅』(電話:047・324・2530)でコンサートを開催。

卵と野菜は地産地消

野菜はスーパーの地元野菜コーナーで売っている『タンジョウ農場』(電話:043・239・7166)のものを愛用。有機質堆肥で健康に育った旬の野菜で、安全なうえに味が濃く、香りも高い。手前から時計回りに、ミニトマト、金時人参、赤葱、白菜、ルッコラなど。
卵は車で15分ほどの『宮島養鶏場』(電話:043・422・6029)の直売自販機で購入(※取材時は20個入り700円。変動の可能性あり)。黄身、白身ともに盛り上がっていて、新鮮であることがわかる。夫妻ふたりで1週間に約20個を使う。

千葉県市川市に生まれ、今も千葉県在住の日記さんは、

「何といっても農産物に恵まれているのが千葉の魅力。なかでもわが家の朝食は、千葉の恵みで成り立っています」

献立は上の通りで、卵と肉加工品、野菜の3点セットが定番だ。そのうち卵と野菜は千葉県産のものを愛用しているという。

卵は夫婦ふたりで朝食に3個。目玉焼きにすることが多いが、スクランブルエッグやオムレツにも。野菜は、主にサラダとして登場。

「千葉市花見川にある“タンジョウ農場”の旬の野菜が美味しい。ここにはファームキッチンもあり、農場で採れた旬の野菜をいただくこともできます」

今日まで病気知らず。地元で生産されたものを食す地産地消が、その健康を支えている。

私はこれからもずっと一演者、表現者でいたい

今年初めに開催された『第11回シャドーボックス展』会場で。日記さんは6回目の出展で、『QUINTET(クインテット)』と題して作品を発表した。歌手の日記さんにふさわしいと師が選んでくれた原画で、制作日数は3か月ほど。

日記さんがシャドーボックスに出会ったのは、芸能界を離れていた26年前のこと。

「知人の家の玄関で見たのが、シャドーボックスとの出会いでした」
 
シャドーボックスとは立体デコパージュ、紙の彫刻とも呼ばれ、同じ絵柄の紙(カード)を切り貼りして重ねることで立体感を出すアート作品のことだ。17 世紀のヨーロッパで流行し、その後、アメリカに渡って進化を重ね、現代のスタイルに発展したという。
 
作りたいと思ったら、行動は早い。早速、知人が習っていたシャドーボックス教室の門を敲く。主宰の関口美知子さんは35年前に米・サンフランシスコでその技法を修得した、この道の第一人者だ。

「カードに丸みをつけたり、コーティングしたり、さまざまな手法を駆使して立体感を表現するのがシャドーボックスの醍醐味です」

絵を描くことが好きで、『噂のひとり歩き』は原画も自らが手がけた。目と口から噂が広がることを表現。
『多肉植物』は初心者向き。鉢と厚く盛り上がった葉は、シャドーボックスにぴったりのモチーフだ。

26年のキャリアがある日記さんには、講師にならないかという声も少なくない。けれど、それを固辞。シャンソンにしてもシャドーボックスにしても、一生涯、一演者であり、表現者でありたいと思っているからである。

重ね絵にするだけでなく、モデラーと呼ばれる道具でカードを微妙に曲げたり丸めたりして、葉や花の表情を出す。こうすることにより、作品に味わいのある奥行きが生まれる。

※この記事は『サライ』本誌2023年5月号より転載しました。年齢・肩書き等は掲載当時のものです。 ( 取材・文/出井邦子 撮影/馬場 隆 )

 


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