皆さんは、漢方薬と聞くとどんな印象がありますか? 「苦いけど体によさそう」「葛根湯は知っているけど……」など、「そもそも漢方ってどんなもの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そんな基本的な漢方に関する疑問や基礎知識を、漢方の専門家にわかりやすく解説してもらいます。

 第20回のテーマは、「未病のための漢方薬」です。あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師、竹田由子さんに教えてもらいました。

未病とは?

東洋医学では、健康状態が崩れ、病気に向かっている状態を「未病」と呼びます。未病は西洋医学にはない東洋医学独自の考え方で、未病を治すことが東洋医学の目的のひとつです。中国最古の医学書と言われている黄帝内経(こうていだいけい)には、優秀な医師は体質から次に起こる病態を予想し、未然に病気を防ぐ(上工は未病を治す)と書かれています。

東洋医学や漢方では、体のバランスがとれていることを重視します。西洋医学でいうところの「病気」ではない状態でもアプローチを行い、偏りを解消するのです。

様々な診断方法から体のバランスの乱れを見つけ、それに対処するのが漢方です。それでは、未病についてもう少し深く解説していきましょう。

1.未病の状態で起こりやすい症状

未病の状態だと様々な体の不調が起き、自覚症状となってあらわれます。未病の症状は人により様々ですが、少しでも不調を感じたのなら、それは未病の可能性があります。

たとえば、このような症状が未病として挙げられます。

・だるい
・疲れやすい
・冷える
・肩がこる
・食欲がない
・眠れない

体の調和が乱れ始めると、それは病気の前段階であるサインです。しかし、未病は必ず自覚症状を感じる、というわけではありません。

自覚症状のない未病もあり、患者さんが気づいていない未病のサインを見つけ出すのも漢方における診断の役割です。

未病と生活習慣病

脂質異常症、糖尿病、高血圧といった、日本人の多くの人が該当する生活習慣病も実は未病の一種です。生活習慣病はその名の通り、食事、運動、睡眠など、日々の生活の習慣によって引き起こされる病気です。

生活習慣病を防ぐには、病気を発症してからあわてて対処するのではなく、その前の段階からケアすることが大事です。これは未病の状態からアプローチしていく漢方の考えと一致します。

続いては、そんな疾患予防に役立つ漢方について解説します。

疾患予防のための漢方薬

様々な疾患を事前に予防するためには、漢方薬が役立ってくれます。漢方薬を習慣化するメリットを3つご紹介します。

1.体質の改善を期待できる

漢方は病気をピンポイントで解決するのではなく、体全体をみて調子を整えます。

人にはそれぞれ体質の傾向というものがあります。常に顔色が悪く痩せ気味だったり、むくみやすく太り気味だったりと、それぞれの体質のタイプがあるのです。

まずは患者さんごとの体質を漢方の様々な「ものさし」によって診断し、漢方薬を決定します。症状の改善や体質の変化によって処方される漢方薬や量が変わっていくこともあります。

いわば漢方薬はオーダーメイド型の治療です。患者さんごとの体質に合わせ、処方を行います。

漢方薬は慢性疾患の治療にも向いています。また、ホルモンバランスが整うので、婦人病などにも有効です。

2.免疫力の向上をめざせる

免疫とは、外部からの異物を排除する、体が本来持っている防御機構のことですが、漢方薬は免疫力のアップも期待できます。

免疫力はストレスや季節、加齢によっても変化しますが、漢方薬は体のバランスを改善し、整えていくので免疫力を正常に保つために役立ってくれるのです。

季節の変わり目などはとくに体調が崩れやすく免疫力も低下しがちですが、漢方薬を服用することで免疫力低下を軽減し、病気になりにくい体をめざせます。

3.早い段階から治療を行える

漢方では未病の状態からアプローチできるので、比較的早い段階から体をケアすることが可能です。

西洋医学の場合、病名を決め、そこから治療していきます。それに対し、東洋医学の場合は体全体の調子をみて、調和の崩れを正していきます。

「西洋医学のお医者さんには問題なしと診断されたけど、体調が少し気になる」という場合にも漢方は有効です。漢方は、体調が本格的に崩れ始める以前から早いうちに治療を行えるので、結果的に大事にならず済むケースもあります。

漢方は自分に合ったものを選ぶのが重要

漢方薬は未病から体の調子を整えられますが、漢方は診断の質も重要です。漢方には「四診」と呼ばれるものさしがあり、症状や体質を正確に測り、そこから処方する漢方薬を決定します。

効き目を見計らいながら漢方薬の処方を臨機応変に変える場合もあり、これは漢方を基礎からきちんと学んだ医師や薬剤師にしか行えません。

体に合った漢方薬でないと、効き目が出ないどころか副作用が出てしまう場合もあります。

「もっと気軽に漢方薬を利用したい」という方におすすめなのが、オンラインで利用できる『あんしん漢方』です。スマホでも簡単に利用でき、難しい操作もいりません。

あんしん漢方は、漢方のプロがあなたの症状や体質をきちんと診断したうえで適切な漢方薬を選んでくれます。

最新のAIなども駆使し、オンライン個別相談も行っています。困ったときは必要に応じてオンラインで診断を受けられるので、実際に病院でカウンセリングしてもらう感覚で不安も解消できるのが特徴です。

診断から処方、漢方薬の購入まですべて行えるので、家から出ずにすべてが完結する手軽さも大きな魅力です。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0095

未病から対処できるのが漢方薬

病気になる前の段階、未病の状態からアプローチして体調を整えられるのが漢方薬の大きな魅力です。

体質の改善、免疫力のアップも期待でき、健康を維持するためのサポート役にもピッタリ。病気になってから治すのではなく、病気になりにくい体作りを行えるのが漢方の特徴です。

さて、次回は「体質傾向別(1)瘀血(おけつ)って? 」です。ぜひご覧ください!

<この記事を書いた人>


あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0095

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