カッとなり声を荒立ててしまう、イライラした後に落込む、急に顔が熱くなる、汗が止まらない、どうしてこんなに頭が痛いの? など、30~40代の「プレ更年期」や、40~50代の「更年期」の女性には、自分ではどうにもならない不調が現れることがあるもの。

その不調には漢方がよく効くことをご存知でしたか?

私の不調にも漢方が効くのか知りたい!  どうすれば根本解消できるの?  そんな女性たちの疑問を、漢方の専門家に解説してもらいます。

第60回のテーマは、「頭痛」です。医師の木村眞樹子さんに教えてもらいました。

1.頭痛がつらくて家族に八つ当たりしてしまう

英子さん(45歳女性・主婦の方)からご質問を頂きました。

 「45歳の主婦です。去年の梅雨時期から頭痛が日常的に起こるようになり困っています。もともと気圧の変化や季節の変わり目に偏頭痛が起こる体質ですが、痛みの度合いや頻度も増してきました。鎮痛剤を常用しつつ頭痛外来の受診もしましたが、特別な脳の異常はなし。体調の悪さから、同居中の姑につらく当たってしまうようになりました。姑には無関係とわかっているのですが、距離が近いのでつい八つ当たりしてしまい、家族関係が悪化。毎日の生活が憂鬱です」

ご質問ありがとうございます。頭痛がひどいと普段通りに振る舞うことも難しく、日常生活に支障をきたすのでつらいですよね。

実は、その頭痛は更年期特有のものかもしれません。更年期にみられる頭痛の原因と、対処法についてご紹介します。

2.頭痛の原因はホルモンバランスの乱れかも

頭痛には様々な原因がありますが、更年期に起こる頭痛の場合、女性ホルモンが関与している可能性があります。

年齢を重ねるにつれて、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量は減少します。この時、徐々に分泌量が減るのではなく、増減を繰り返しながら変動していきます。

エストロゲンが不安定な状態は自律神経も乱れやすく、頭痛を招く一因になると考えられています。そのため、エストロゲンの変動が落ち着く閉経後には、頭痛の頻度が減る傾向にあります。

もともと、頭痛は女性に多く見られる症状です。なかでも更年期に頻発し、医療機関で異常が認められなかった場合、原因としてホルモンバランスの乱れを疑ってみましょう。

3.更年期の頭痛を解消する3つの方法

更年期の不調の治療法のひとつに、ホルモン補充療法があります。これは、不足しているエストロゲンを薬で補い、ホルモンバランスの乱れを和らげていく方法です。 効果もありますが、同時に副作用などのリスクもありますので、通院して治療する必要があります。

ホルモン療法は怖いという方や、通院する時間がないという方には、漢方の考え方によるアプローチがおすすめです。

3-1.適度な運動を習慣にする

自律神経の乱れは、ホルモンバランスに悪影響を及ぼします。自律神経の乱れを整えるためには、適度な運動が有効です。

ストレッチやウォーキングなど、自身の体力に合った運動を続けましょう。なにも激しい運動をする必要はありません。無理のないペースで続けられることが重要です。適度な運動は、心と体のリフレッシュにもつながります。

また、全身を動かし血行を良くすることは、頭痛の予防に効果的です。家の中でもこまめに体を動かし、長時間同じ姿勢にならないよう気をつけましょう。

3-2.食事は栄養バランスを重視する

不規則な食生活は、ホルモンバランスの乱れを招いてしまいます。更年期には、食事の見直しもしてみましょう。

エストロゲンに似た働きをするイソフラボンは、更年期の女性におすすめの栄養素です。大豆の煮豆や納豆など、イソフラボンを多く含む食品を積極的に摂取しましょう。

また、ホルモンバランスを整えるビタミンEもおすすめです。ビタミンEは、カボチャやアボカドなどに多く含まれています。脂溶性のビタミンなので、油を使って調理すると吸収率が高まります。

ただし、特定の食材に頼るのはよくありません。1日3食、バランスよく栄養を摂ることが大切です。

3-3.漢方で頭痛とは無縁の体質を目指す

更年期にはホルモンバランスの乱れによって、いくつもの不調にお悩みの方が多くいらっしゃいます。

「頭痛を根本から改善したい」
「いろいろと試したが症状が改善しない」
「鎮痛薬は副作用が心配」

そんな方には、頭痛の治療に医療機関でも選ばれている漢方薬がおすすめです。

漢方薬は自然にある植物や鉱物などの「生薬」を組み合わせて作られているため、 一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

また、漢方薬が目指すのは苦痛を和らげるための対症療法ではなく、根本的な解決です。体質改善が期待できる漢方薬は、「同じ症状を繰り返したくない」という悩みにも適しています。

「バランスのとれた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という方も、症状や体質に合った漢方薬を毎日飲むだけなので、無理なく気軽に継続できます。

以下は、頭痛に悩む女性におすすめの漢方薬です。

<頭痛に悩む女性におすすめの漢方薬>

呉茱萸湯 (ごしゅゆとう):冷え性で胃腸が弱い方、嘔吐など激しい症状を伴う頭痛の方に用いられる漢方薬です。とても苦みが強い漢方薬ですが飲める方は効果が高いと考えられます。

桂枝茯苓丸 (けいしぶくりょうがん) 比較的体力のある方に向いています。更年期にみられる頭痛や肩こりのほか、月経不順や冷え症にも用いられる漢方薬です。

当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん):疲れやすく、足腰の冷えやすい方に向いています。更年期にみられる頭痛やめまいのほか、貧血や倦怠感にも用いられる漢方薬です。

ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないだけでなく、副作用が起こることもあります。購入時には、できる限り漢方に詳しい医師や薬剤師等にご相談ください。

医療機関に行くのは腰が重いという方には、スマホで気軽に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスがおすすめです。

AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」サービスでは、漢方のプロが体質に合った漢方薬を選択。お手頃価格で自宅まで郵送してくれるため、手軽に漢方薬を取り入れることができます。

4.つらい頭痛から解放されて自分らしい毎日を

日常生活に影を落とす頭痛は、更年期の女性に多く見られる症状です。つらい頭痛を解消するために、運動や食事といった毎日の生活習慣を見直すことから始めてみましょう。また、専門家に相談のうえ、漢方薬に頼るのもおすすめです。頭痛から解放されて、自分らしい毎日を取り戻しましょう!

<この記事を書いた人>


医師 木村 眞樹子
医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならない身体をつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行なっている。

記事内に登場した「あんしん漢方」とは?
「お手頃価格で不調を改善したい」「副作用が心配」というお悩みをお持ちの方のために、医薬品の漢方を、スマホひとつでご自宅にお届けするサービスです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが最適な漢方を選別。オンラインでいつでも「個別相談」可能。しかも「お手頃価格で」ご提供。相談は無料。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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