沖縄特産のスーパーフードやフルーツをたっぷり使ったスムージー【沖縄ぬちぐすい紀行32】

文/鳥居美砂

「スーパーフード」という言葉を聞いたことはありませんか?「日本スーパーフード協会」の定義によると、栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品、あるいは一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品を指します。

ココナッツオイルやアサイー、チアシードなど、ブームになった食品もあるので、ピンと来る人もいらっしゃるのではないでしょうか。

那覇市の牧志公設市場に並ぶ、ドラゴンフルーツ。

最近注目を集めているスーパーフードに、「ピタヤ」があります。ここ沖縄では「ドラゴンフルーツ」と呼ばれ、市場やスーパーにも並ぶお馴染みの果物です。

今回は、このドラゴンフルーツをたっぷり使ったスムージーを紹介しましょう。

那覇市のモノレール、ゆいレールの美栄橋駅の近くにある『Vita Smoothies(ビタ スムージーズ)』は、主に沖縄産のフルーツや野菜を使ったスムージーの専門店です。

元気なビタミンカラーを使った外観。

 

スムージーは今やコンビニでも売っているほど一般的なドリンクになっていますが、2005年の開店当初は、健康や美容に興味がある人ぐらいしか知らない存在でした。10年以上も前に、そんなスムージー専門店を始めたきっかけを代表の山里永之介(えいのすけ)さんに伺いました。

「起業する前は、サプリメントを手がける健康関連の会社に勤めていました。その当時のサプリといえば年配の方や、病気の方が薬の補助的に飲むもので、その方たちからことあるごとに、若いうちから体に投資しなさいと聞かされていましたが、若年層がサプリをライフスタイルに取り入れるという実感はありませんでした。

しかし、いずれ若い年齢から健康を意識する時代がやってきて、サプリなどもおしゃれ感覚で取り入れるようになると考え、独立して飲食店を始める際にはそこを意識したのです」

こうして、山里さんは見た目で楽しめ、栄養も摂れるスムージー専門店を開いたのです。南国沖縄のフルーツをたっぷり使ったスムージーは、まさに“食べるサプリ”です。

同店のスムージーは、果物や野菜をただシャーベット状のドリンクにするだけでなく、相性のよい果物などと合わせ、食感や味のバリエーションも楽しめるのが特長です。季節限定のスムージーのなかでも、イチオシはドラゴンフルーツを使ったもの。それも、真っ赤な果肉のドラゴンフルーツを用います。

シークァーサーやブルーベリーなどもブレンドした「レッドドラゴン・スムージー」。白いドラゴンフルーツのスライスも添えた。850円。

ドラゴンフルーツは中南米原産のサボテン科の植物、マグネシウムやカリウム、ビタミン類が豊富に含まれます。竜のウロコのような形の赤い皮をまとっていますが、中の果肉には白いものと赤いものがあります。

健康成分がより高いのは赤い果肉のドラゴンフルーツです。この赤い色はポリフェノールの一種、「ベタシアン」によるもので、強い抗酸化作用を持っています。いわゆる、“アンチエイジング”効果ですね。食物繊維も豊富で、カロリーが低いので、美容食ともいえます。

中の果肉まで赤い、レッド・ドラゴンフルーツ。

契約農家から届くマンゴーをたっぷり使ったスムージー。グラスは琉球ガラスを使ったオリジナル。

疲労回復にも役立つ、ゴーヤーのスムージー。

まだ夏模様が続く沖縄では、マンゴーやゴーヤーを使ったスムージーもおすすめです。冬季はタンカン、春は「美ら(ちゅら)キャロット」を使ったスムージーも登場します。沖縄の多彩な果物や野菜の味を、ぜひ堪能下さい。

【Vita Smoothies(ビタ スムージーズ)】
■住所/沖縄県那覇市牧志2−17−17 まきしビル1階
■電話/098-863-3929
■営業時間/10:30〜20:00(ラストオーダー19:30)
■休業日/火曜
http://vitasmoothies.ti-da.net/

文/鳥居美砂
ライター・消費生活アドバイザー。『サライ』記者として25年以上、取材にあたる。12年余りにわたって東京〜沖縄を往来する暮らしを続け、2015年末本拠地を沖縄・那覇に移す。沖縄に関する著書に『沖縄時間 美ら島暮らしは、でーじ上等』(PHP研究所)がある。

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