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旧帝大の優美な食堂で王道の洋食を!『京都大学 楽友会館』食堂【京都うまいもん巡り第9回】

文・写真/中村 暁

京都は学生の街ともいわれる。京都市の人口約147万人の1割に当たる14万人の学生が通う「大学のまち」だ。

中でも歴史、規模において存在感が一番なのが京都大学で、東山通を挟んだ広大なキャンパスに歴史ある建物や最新の施設が点在する。

その一角にあるのが、今回ご紹介する『京都大学 楽友会館』の食堂である。

先ず建物が優美だ。1925(大正14)年に京都大学創立25周年を記念して建てられたスパニッシュ・ミッションスタイルの外装と室内装飾は、大正時代の特徴がよく残っていて、国の登録有形文化財に指定されており、建築に興味のある人にもお勧めだ。

ここ「楽友会館」は大学の教職員の学術交流の場として建てられた会館なのだが、食堂は外来の方も受け入れており、京都人でも余り知らない、知る人ぞ知る場所なのだ。

実は大学生の時、家の建て替えで、近くの吉田山の麓に1年住んでいた。その家から300mのところにあるこちらの食堂に、父が好きでよく連れてもらっていたのだ。

食堂は15年間のブランクを経て5年前に復活。この日は父がいつも好物のエビフライを頼んでいたのを思い出し、エビフライと京都の洋食の王道ビーフカツレツを注文。スープから始まるコースにして、クラシカルな雰囲気の中でいただいた。

サービスはホテル並みで、とても落ち着く。因みにこの日の日替わりランチ(850円)はポークカツレツとエビのピカタで、値段も手頃である。

メニューは洋食の王道をいく豊富な品揃え。オムライス、カレー、ハヤシ、ナポリタン、ハンバーグ、ポークチャップ、海老フライ、チキンカツ、ビーフステーキにサンドイッチ、サラダ、スープまで揃っている。700円位からあるので、財布とお腹と相談して決めたらいいだろう。

コース料理は、スープ、サラダ、ライス又はパン、シャーベット、コーヒーがセットされている。「海老フライセット」が2,000円、「ビーフカツレツセット」が 2,100円、「ビーフステーキセット」が2,200円と、どれもお値頃だ。

以前は夜も営業していたが、現在は昼間の11時30分~16時30分しか営業していないのでご注意いただきたい(夜の予定によって14時で閉店の場合あり)。また同会館によると、食堂部がいつまで存続するかは未定とのこと。

ここに限らず、京都の大学は、職員オンリーという施設は少ない様に思う。京大の時計台記念館にあるフレンチ「ラトゥール」などは常時外来客の方が多いくらいだ。

開かれた大学が多いのは、京都のまちの特徴ともいえる「学生を快く受け入れる土壌」と、大学とまちとの長い信頼関係が背景にあるのだろう。

【店舗情報】
『京都大学 楽友会館 食堂』
■住所:京都市左京区吉田二本松町
(東大路近衛通交差点 東入ルすぐ)

■電話:075-753-7603
■営業時間 : 11:30~16:30(LO. 16:00)夜に貸切予約が入った場合は14時で閉店(LO.13:30)
■定休日:日、月曜、祝日および大学が定める休業日
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/rakuyu/

文/中村 暁
日本文化プロデューサー。1955年、京都生まれ。伝統芸能をはじめ日本文化を様々な切り口からプロデュースする。日本の食文化についても興味が深く、素材を求めて生産者まで足を運び、自ら台所に立つことも多い。暮らしのスタイルは季節を感じて日本人らしくがモットー。

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