世の中にあふれているダイエットの情報。でも実際どれが自分にあっているのか、判断するのは難しいですよね。試してみても、思った結果が得られなかったり、途中でやめてしまったり。
自身もそんなダイエット難民だった松田リエさんがたどり着いたのは、すぐに食べられて、すぐにやせ体質になれる「瞬食」という独自のメソッド。男性に比べて女性は筋肉が付きにくいことや、食事制限をしてもリバウンドになりやすいことなどを踏まえ、運動による代謝ではなく基礎代謝量を上げることが最も効率が良いという結論に達したそうです。
最大時53㎏だった体重を41㎏にし、さらに22年末の出産で50㎏まで増えた体重を20日で元に戻したという「最強スープの“瞬食”メソッド」。今回は、そのメソッドをまとめた松田さんの著書『ずぼら瞬食スープダイエット』から血行を促進し、冷えの改善と下半身太りに効果的な「とろとろ酸辣湯」「梅昆布スープ」「ごま坦々スープ」のレシピをご紹介します。
食べるほどに脂肪が落ちるだけでなく、からだの調子も整うという瞬食スープ。ダイエットだけでなく体調が気になるなら、一度試してみませんか。
料理指導/松田リエ
冷え改善&下半身太り解消! 血行促進スープ
基礎代謝を低下させる冷えはダイエットの大敵!
温め効果の高い食材を使ったスープで、血流をアップさせてエネルギーを消費。血行が良くなれば脚やせ効果もあり!
とろとろ酸辣湯(サンラータン)
【材料】(2人分)
豚バラ薄切り肉…4枚(100g)
絹豆腐…150g
きくらげ(乾燥)…2g
えのきたけ…4分の1パック(25g)
しょうが…2分の1片
水…2カップ
鶏ガラスープの素…小さじ1
しょうゆ、酢…各大さじ1
水溶き片栗粉…片栗粉小さじ1+水小さじ2
溶き卵…1個分
ラー油…適量
【作り方】
1.豚肉は4cm幅、豆腐は1cm角、えのきたけは石づきをとり長さを半分に切る。しょうがは千切りにする。きくらげは水で戻し細切りにする。
2.鍋に水を沸かし、鶏ガラスープの素、豚肉、豆腐、きくらげ、えのきたけ、しょうがを加える。ひと煮立ちさせたら、しょうゆ、酢を加える。
3.水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を加えて火を止め、ラー油をたらす。
おすすめの時間帯:夜
梅昆布スープ
【材料】(2人分)
鶏ささみ…2本(100g)
しめじ…4分の1パック
長ねぎ…10cm
梅干し…2個
塩昆布…3g
水…2カップ
和風だしの素…小さじ1
酒…大さじ1
塩…ひとつまみ
【作り方】
1.鶏ささみはひと口大に切り、しめじは石づきをとり小房に分ける。長ねぎは斜め薄切りにする。
2.鍋に水、和風だしの素、塩昆布、ちぎった梅干しを入れて沸かす。ささみ、しめじ、長ねぎを加え、酒、塩を加えて味を調える。
おすすめの時間帯:朝
ごま坦々スープ
【材料】(2人分)
豚ひき肉…100g
絹豆腐…2分の1丁
えのきたけ…4分の1パック(50g)
水…1カップ
鶏ガラスープの素…小さじ1
【A】
しょうゆ、みりん、ねりごま、豆板醤、みそ…各小さじ1
しょうが、にんにく(チューブ)…各1cm
すりごま…大さじ2
豆乳(無調整)…1カップ
ラー油…適量
【作り方】
1.豆腐は1cm角、えのきたけは石づきをとり小房に分ける。
2.鍋に水と鶏ガラスープの素を加えて沸かし、豚肉、豆腐、えのきたけ、【A】を加える。
3.豆乳を加えて温め、器に盛ってラー油をかける。
おすすめの時間帯:夜
写真・栄養成分計算/『ずぼら瞬食スープダイエット』
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松田リエ(まつだ・りえ)
看護師・保健師・ダイエット講師。Belle Lus株式会社代表取締役。Belle Life Style 協会代表理事。1986年生まれ。二児のママ。看護師としてがん患者のケアを担当後、保健師として従事。成人の健康教育、メタボリックシンドロームや糖尿病患者への保健指導を行う。この経験から、食卓を担う人が栄養や体の知識を身につけないと、食習慣はよりよくならないことに気づく。自身が食生活で自然に12kgやせた経験を生かし、食べやせダイエット専門講師として起業。ダイエット相談に来る人の多くが面倒くさがりやであることに着目した、すぐとり入れられる食事メソッド本『ずぼら瞬食ダイエット』(2022年小学館)が大ヒット。ダイエット界に「#瞬食」ブームを巻き起こし、受講生2500人以上をダイエット成功に導く。著書多数。Amebaダイエットブログ等、SNS総フォロワー数46万人。