花見の時期の鉄道旅では、地元でしか味わえない食材を詰めたご当地の駅弁を供にしたい。いずれも桜の時期にしか味わえないものばかり。桜を愛でながら味わう全国のおすすめ駅弁を御案内。
天然記念物の「三春滝桜」にちなんだ駅弁
『三春滝桜べんとう』
東北本線郡山駅ほか 1100円( 税込)
たけのこと椎茸の茶飯に、さわらの塩麹焼き、三色の煮豆、白桃のシロップ漬けが春を演出。
福豆屋
福島県郡山市富久山町久保田字郷花4-8
電話:024・943・0528
販売期間:3月4日〜5月7日
販売:新白河駅、会津若松駅、東京駅でも販売
春色のおかずで「小田原城の花の宴」
『桜満開花見べんとう』
東海道本線小田原駅ほか 1200円(税込)
桜エビなどで彩られたたけのこご飯と有頭エビの塩焼きとさわらの山椒焼きなどの惣菜をバランスよく配した。
東華軒
神奈川県小田原市西酒匂1-3-54
電話:0465・47・1186
販売期間:1月下旬〜5月上旬
販売:熱海駅でも販売
石川県産米を使った桜色の限定寿司
『柿の葉ずし さくら』
北陸本線加賀温泉駅(※予約のみ、駅北口の事務所で受け取り) 1100円( 税込)
加賀地方の伝統食の柿の葉ずし 。桜花で色付けした寿司飯に、日本海のタイ、エビ、サバをネタに、菜の花が加わる。
高野商店
石川県加賀市小菅波町平50
電話:0761・72・3311
販売時期:1月〜4月上旬
美観地区の白壁に岡山の味が重なる
『倉敷小町 春』
山陽本線岡山駅 1480円(税込)
焼きたけのこ煮がのった郷土料理のタコ飯に、岡山名物のママカリ酢漬けなどを盛り付けた。岡山県産青ねぎのボイルも味わい深い。
三好野本店
岡山市中区桑野131-6
電話:086・200・1717
販売期間:2月1日〜5月31日
販売:岡山駅
明石名物のタコの旨煮が存在感を放つ
『春の旅路』
山陽本線神戸駅ほか 1300円( 税込)
あさりの生姜飯にさわらの塩焼き、高野豆腐や里芋の煮物、すき焼きを詰めた。デザートに道明寺桜餅。
淡路屋
兵庫県神戸市東灘区魚崎南町3-6-18
電話:078・431・1682
販売期間:3月〜5月
販売:新神戸駅、西明石駅、鶴橋駅ほかでも販売
取材・文/遠藤則男 撮影/藤岡雅樹(柿の葉ずし さくら)
※この記事は『サライ』2023年4月号より転載しました。