ふるさとの四季の恵みのなかで、のびやかにゆったり暮らす人々が、人形に姿を借りてまさにそこにいるような高橋まゆみの創作人形の世界。
高橋は、通信教育で人形作りの基礎を学び、試行錯誤を重ねて現在の創作人形にたどりつき、1998年ユザワヤ創作大賞での部門大賞をはじめ、様々な賞を受賞しました。
以後は、2003年からの「故郷からのおくりもの」実行委員会プロデュースによる全国巡回展を成功させ、2010年に長野県飯山市に「高橋まゆみ人形館」を開設。同館には全国から見学者が絶えません。

写真撮影:嶺村 裕(日本写真家協会会員)
佐野美術館で開催の「心のふるさとが、ここに―高橋まゆみ人形展」は、誰の心にもあるふるさとへの憧憬をかきたてます。(1月9日~4月5日)
本展の見どころを、佐野美術館の学芸グループ長、河内えり子さんにうかがいました。
「高橋まゆみは、長野県飯山市在住の人形作家です。北信濃の四季豊かな自然とともに暮らし、創り出される人形は、地域の人々との交流や家族との日常などがモチーフとなっています。
一日の農作業を終え、ほっとひと息つく夫婦、孫の手を握り、穏やかな笑みを浮かべるおじいちゃん、ワクワクドキドキしながら、茶箱に隠れる少年たち……。高橋まゆみの人形からは、人と人とが触れ合う温かなぬくもりや、いつかどこかで出会ったような懐かしさが感じられます。

写真撮影:嶺村 裕(日本写真家協会会員)

写真撮影:嶺村 裕(日本写真家協会会員)
そこには作者の「忘れたくない、大切なものを残していきたい」との願いが込められています。本展のテーマである「ふるさと」もその一つです。
2003年から2010年まで全国95か所を巡回した展覧会「故郷からのおくりもの」は、180万人が来場し、大きな共感と感動を呼びました。本展では、高橋まゆみの創作人形、約70点を紹介します。作品を通して、それぞれの「ふるさと」を思うひとときをお過ごしください」

写真撮影:嶺村 裕(日本写真家協会会員)
【開催要項】
心のふるさとが、ここに―高橋まゆみ人形展
会期:2026年1月9日(金)~4月5日(日)
会場:佐野美術館
住所:静岡県三島市中田町1-43
電話:055・975・7278
公式サイト:https://sanobi.or.jp/
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:木曜日、2月16日(月)~2月20日(金)
料金:公式サイト参照
アクセス:公式サイト参照
取材・文/池田充枝











