
AIの時代が来たと言われています。ですが、日々進化するAIに、驚くことはあっても自分には使いこなせないと思っている人や、使ってみたけどAIなんて大したことないと思っている人は、まだまだ多いのではないでしょうか。
じつは、AIをうまく使いこなすと、自分で読まない、調べない、覚えないという常識を覆す勉強法が手に入ると教えてくれるのが『AI独学超大全』(SBクリエイティブ)です。著者は、まったく知識がなかった状態から計1000時間以上の膨大な時間をAIとの対話に費やし、その実践を通じて独自メソッド・超AI独学術を考案したAIのスペシャリスト、佐藤勝彦さん。
佐藤さんはAIと対話することで、学びに革命を起こすことができると言います。AIを使ってみたいという気持ちがあるなら、ぜひAI独学術のスキルを参考にして、AIを使いこなす心地よさを体験してみてください。
さらに佐藤さんは「AIは日々刻々と進化し続けています。本連載で紹介した内容をそのまま実践するのではなく、その時々で“学びをアップデート”することが大切です。AIを最強のバディとすることで、あなた独自の経験と思考を最高の武器に磨き上げてください」ともアドバイスされています。この記事を参考に、自分なりの使い方を見つけてみてください。
今回は『AI独学超大全』から、情報収集にAIを使う方法をご紹介します。AIによって、溢れる情報に溺れることなく、必要な物だけを吸収することができます。
文/佐藤勝彦
長いWEB記事の要約で「タイパ」を爆上げする
従来の独学術

たくさんの WEBページを開きっぱなしにして1つずつ流し読みするものの、途中で飽きる。結局どの記事にどのような内容が書いてあったかわからず、情報収集だけで疲れてしまう。

AI独学術

気になる記事のURLをAIに渡して「この記事、3行で教えて」とお願いするだけで、AIが瞬時に記事を読んで重要なポイントを要約。本当に必要な情報だけをインプットすることができる。
情報収集はたくさんしたいけど、長い記事を全部読むのは面倒くさい。忙しい日々の中できっとあなたもそう思ったことがあるでしょう。このテクニックは、AIを使って「時間をかけずに賢くなる」という、最もわかりやすい成功体験を得る方法です。
現代社会は情報が氾濫していて、すべての情報に目を通すことは到底不可能。そうした中でAIは、人間が何十分もかけて読むような長い記事でも、その核心を数秒で見抜くことができます。「AIってこんなに便利なものだったのか!」という感動を、最も手軽に、わかりやすく体験させてくれます。AIに面倒な作業を任せ、自分は最も重要な「判断」に集中しましょう。
STEP1:【要約してほしい記事のURLをコピーする】
情報収集中に見つけた、全部読むのが大変そうなWEB記事やニュースのURLをコピーしておきます。まずは1本の記事から試してみましょう。
STEP2:【「〇〇して」とお願いする】
ChatGPTやCopilotなどのAIチャットを開き、コピーしたURLを貼り付けます。そして、「この記事を3行で要約して」「この記事の結論だけを教えて」といった形で、シンプルにお願いしてみましょう。AIは快く引き受けてくれます。
STEP3:【AIのアウトプットを見て、賢さを実感する】
AIが瞬時に生成した要約を読み、記事の全体像を把握します。要約がわかりやすければ、その記事はあなたにとって読む価値がないかもしれません。逆に「もっと詳しく知りたい!」と思えば、その時初めて全文をじっくり読めば良いのです。
【効果】
情報収集の効率が劇的に向上し、「タイパ(タイムパフォーマンス)」が爆上がりする快感を味わえます。情報の洪水に溺れることなく、自分にとって本当に重要な情報だけを選び取るという、AI時代の基本的なスキルが身につきます。
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『AI独学超大全』
著者/佐藤勝彦
SBクリエイティブ 2200円(税込)
佐藤勝彦(さとう・かつひこ)
TANREN株式会社代表取締役CEO/iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授/生成AIエバンジェリスト/一般社団法人プレゼンテーション協会理事
調理師から転身し、AI×教育で革新を起こす異色の経営者。長年の経験から「属人化しがちな教育」の課題に着目し、2014年10月にTANREN株式会社を創業。AIを活用したパフォーマンス評価アプリ「TANREN」を開発し、営業や接客スキルの可視化・標準化を実現。同アプリは日本e-Learning大賞経済産業大臣賞(2016年)、グッドデザイン賞、HRアワードなど数々の賞を受賞し、米Microsoft社のベンチャー支援プログラム「BizSpark Plus」にも認定される。GPT-4登場以降は生成AIエバンジェリストとして活動を拡大。「非エンジニアでもAIを使いこなせる」をモットーに、年間100社以上でAIイネーブルメントを標榜し、セミナー・研修を実施。企業向けAI導入コンサルティング、X、YouTubeでもAI活用法を積極的に発信している。
自身も「バイブコーディング(Vibe-Coding)」と呼ぶ直感的なAI駆動開発を実践し、プログラミング知識がなくてもAIとの対話を通じて価値を創造する新しい働き方を体現。2023年9月よりiU情報経営イノベーション専門職大学客員教授に就任し、AI時代に求められる社会人基礎力を定義し次世代人材の育成に尽力。
「つまらない」を「楽しい」に変えることが人生のテーマ。感覚に頼っていた料理人時代から、データとAIを駆使する経営者への変革の軌跡と、誰もがAIを味方にできる実践的メソッドを本書『AI独学超大全』に込めた。
X:@jrpj2010











