
故郷広島の“今”を見つめ続けた三浦憲治の写真集『ミウラヒロシマ』が発売
ピンク・フロイド、サンタナなど来日アーティストの撮影や、坂本龍一、井上陽水、奥田民生など国内有名ミュージシャンのポートレートでも知られる写真家・三浦憲治さんが、故郷である広島に思いを馳せ、撮り続けたのが「ミウラヒロシマ」です。このプロジェクトが始まったのは2014年。被爆二世として広島市に生まれた三浦さんは、この年、原爆投下の日である8月6日に故郷広島に身を置き、そこに集う人々にレンズを向け、広島の“今”と、広島の人々の“今”を撮影する活動を始めます。この活動が12年⽬となり、また被爆から80年を迎えるこの機に、過去に撮影した写真の中から108枚を厳選し、1冊の写真集『ミウラヒロシマ』として出版されることになりました。

写真集には、季節ごとに表情を変える広島の風景、訪日外国⼈を含め広島の地でいきいきと日々を送る⼈々とともに、過去11年の8⽉6日の祈りの姿も収められています。また、故郷広島を撮影するに至った経緯とその思いを語った本人のインタビューも掲載されています。


写真集『ミウラヒロシマ』

タイトルロゴ 仲條正義
アートディレクション 原耕一(TROUT)
定価4,950円(税込) ⼩学館刊 *7⽉25日発売
写真集発売を記念して、広島で6か所、東京で3か所の写真展を開催
この写真集『ミウラヒロシマ』の刊行に合わせて、広島と東京の計9か所で写真展が開催されます。写真展は会場ごとにテーマを決めて写真をセレクト。2点程度の⼩規模展⽰から、巨⼤プリントでの展⽰まで、会場ごとの展⽰⼿法も様々で、複数の会場を巡回することで「ミウラヒロシマ」としてのメッセージが伝わります。

“三浦憲治の広島だから「ミウラヒロシマ」” 。そう名付けられた写真集は、広島の今と、広島の地に身を置く人々を切り取ったもので、広島の人たちの素の日常がそこにあり、すべての人の心の中に、ひとりひとりの「ヒロシマ」があることを教えてくれます。
「ミウラヒロシマ」写真展

広島会場
本展会場
広島PARCO 4階特設会場 8⽉1日(⾦)〜10⽉13日(⽉・祝)
サテライト会場
広島市平和記念公園レストハウス 2階ピアノカフェ 7⽉20 日(日)〜7⽉31 日(⽊)
おりづるタワー 12階おりづる広場 8⽉1日(⾦)〜8⽉31日(日)
*おりづるタワーは⼊場料が必要になります。
広島アンデルセン 1階エレベーター付近 8⽉1日(⾦)〜8⽉31日(日)
八丁座 ロビー 8⽉1日(⾦)〜8⽉31日(日) *福屋⼋丁堀本店8階
ジュンク堂書店広島駅前店 8⽉1日(⾦)〜8⽉31日(日)*エールエールA館6階
東京会場
ギャラリーAL(恵⽐寿) 7⽉28日(⽉)〜8⽉10日(日)
BEAMS JAPAN (新宿) 7⽉31日(⽊)〜8⽉11日(⽉・祝)
*4階 TOKYO CULTUART by BEAMSにて
ギャラリー@btf (勝どき) 8⽉14日(⽊)〜9⽉6日(⼟)*⽊、⾦、⼟のみ開催
*各会場の住所、開館時間、問い合わせ先などの詳細は、「ミウラヒロシマ」公式サイト
https://dps.shogakukan.co.jp/miurahiroshima をご覧ください。

三浦憲治(みうらけんじ)
1949年、広島市南段原町(現広島市南区)⽣まれ。1971年、英国のロックバンド、レッド・ツェッペリン初来日公演の撮影をきっかけに、ピンク・フロイド、サンタナ、クイーンなどの来日アーティストの撮影を手がける。1980年代からは松任谷由実、坂本龍一、矢沢永吉、井上陽水、奥田民生などの日本⼈ミュージシャンの撮影を数⼗年に渡り続けている。主な作品にYMO写真集『OMIYAGE』『40ymo 1979-2019』 、奥田民生写真集『EZ』『TAMIO GRAPHY 1994-2024』、吉永⼩百合写真集『吉永⼩百合』(共著)などがある。
