日本には数多くの漆器産地があるが、石川県の山中は最も生産規模の大きな地域として有名だ。
奈良時代に僧・行基が開湯したという伝説がある山中温泉で発展した山中漆器は、江戸後期より地域全体で研鑚に励んだ結果、蒔絵の茶道具のような美術工芸品もこなせる“器用な産地”という評価を不動のものにした。
あらゆる漆器技法をこなせるのが山中漆器の職人たちの強みだが、中でも評価が高いのが堅木の欅を精密に挽く轆轤の技と、その風合いを引き立てる拭き漆の技術力の高さ。
手にしたとき感動すら覚えるその軽さと、芸術的な仕上がりは山中漆器だからこそ味わえる醍醐味。
そんな漆器を飯椀から小皿まで、ひとりぶんの食事をカバーするセットとして提供だ。
商品名/ 欅ひとりぶん
メーカー名/たに屋
価 格(消費税8%込み)/15,800円