素足になって足を踏ん張ってみればよく分かる。そのとき、足の指は扇形に開いているはずだ。だが、一般の靴は先細りになっているので、足先に力を入れたときに窮屈に感じてしまう。
それを解決するべく開発されたウォーキング・シューズが『ラフィート』である。爪先部分が足袋のように分かれているため、力を入れたときに楽に足指が広がり踏ん張りがきく。
試してみると、親指に力を入れやすく、着地から蹴り出しまでがスムーズだ。爪先の感覚も敏感になるため、段差や小石などの障害物を察知しやすくなる。これは、爪先に「第二の眼」がついたような感覚で、つまずきや転倒の予防に大いに貢献するだろう。
発売は10年前。製造元の岡本製甲の担当者に聞くと「利用者の声で一番多いのが、素足に近い感覚で快適」というものだという。素足感覚でしっかりと地面を捉えて、安全で力強い蹴り出しができるウォーキング・シューズとして、今ではすっかり同社の定番商品となった。
商品名/ラフィート
メーカー名/岡本製甲
価 格(消費税8%込み)/9,720円