取材・文/池田充枝
1926年、イギリス人作家、A. A. ミルンが子ども向けに描いた『クマのプーさん』(Winnie-the-Pooh)は、少年クリストファー・ロビンのクマのぬいぐるみプーと仲間たちが過ごす日常が、E. H. シェパードの挿画を交えて綴られ人気を博しました。
1924年から1928年に刊行された『プー横丁にたった家』と、詩集『クリストファー・ロビンのうた』、同じく詩集『クマのプーさんとぼく』の計4冊によるプーさんシリーズは多言語で翻訳されて世界中に愛読者をもち、その人気は今も衰えることはありません。
この秋、クマのプーさんの物語世界を広く紹介する展覧会が開かれています。(11月27日まで)
本展の見どころを、名古屋市美術館の広報担当者にうかがいました。
「本展は、シェパードが出版社のダットン社のために1950~60年代に描いた挿絵の原画約100点とミルンの言葉で、クマのプーさんの物語世界を辿ります。
会場は、物語の舞台である「百町森(100 エーカーの森)」にさまがわりします。草木や風、水を想起させる特別な空間のなかで、原画を物語や詩とともに堪能し、クリストファー・ロビンとプーや仲間たちが過ごした「夢のような時間」を体験する場となります」
会場で、あなたも100エーカーの森(アッシュダウンの森)に行ってみませんか!!
特別展「クマのプーさん」展
会期:2022年10月8日(土)~11月27日(日)
会場:名古屋市美術館
住所:名古屋市中区栄2-17-25(芸術と科学の杜・白川公園内)
電話:052・212・0001
開館時間:9時30分から17時まで、金曜日は20時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし10月10日は開館)、10月11日(火)
展覧会公式サイト:https://pooh-nagoya.jp
料金:公式サイト参照
アクセス:公式サイト参照