写真・文/矢崎海里
店頭に新米が並ぶ季節になりましたね。
その年の12月末までに精製されたものが新米と呼ばれ、秋の味覚のひとつになっています。
そのままでも、ごはんのお供に合わせてもごちそうになりますが、今回はより新米をおいしく食べられる炊き込みごはんのレシピをご紹介します。
たくさん炊いて冷凍保存しておけば、解凍するだけでいつでも食べることができます。
炊飯器で手軽に調理できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
海苔の佃煮の炊き込みごはん
【材料】(4人分)
米 2合
油揚げ 1枚
長ねぎ 1/2本
海苔の佃煮 大さじ2
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
大葉(千切り) 4枚分
【作り方】
1.米は洗って浸水し、ざるにあげる。
2.油揚げは熱湯で油抜きをして1cm角に、長ねぎは粗みじん切りにする。
3.炊飯器に1、海苔の佃煮、2を入れる。
4.めんつゆを加え、分量の線まで水を注ぐ。
5.普通炊飯をして、炊きあがりに大葉をのせて完成。
冷蔵庫の奥底に余りがちな海苔の佃煮は、炊き込みごはんにおすすめの調味料です。
炊飯器を開けたときに磯の香りが漂います。
炊きあがりによく混ぜてからうつわに盛りつけてください。
この炊き込みごはんには、わさびをトッピングするのもおすすめ。
今回はシンプルな具材でごはんのおいしさも生かしたレシピにしていますが、鮭フレークやしらす、きのこなどお好みの具材を加えて、具だくさんにするのもいいですね。
エネルギー:290kcal
食塩相当量:1.0g
たこめし
【材料】(4人分)
米 2合
ゆでたこ 150g
生姜 1かけ
昆布 10cm1枚
★醤油 大さじ2
★酒 大さじ2
★みりん 大さじ2
青ねぎ(小口切り) 適量
【作り方】
1.米は洗って浸水し、ざるにあげる。
2.たこは一口大に切る。生姜は千切りに、昆布は角切りにする。
3.炊飯器に1、2、★の調味料を入れ、分量の線まで水を注ぐ。
4.普通炊飯をして、炊きあがりに青ねぎをのせて完成。
たこの旨味たっぷり、食感も楽しめるたこめしです。
シンプルな具材ながら、生姜がアクセントに。
思わず食べ過ぎてしまうほどのおいしさで、ぜひこの季節に作っていただきたい一品です。
一杯目はそのまま、二杯目は七味唐辛子や柚子胡椒をトッピングしたり、お出汁をかけたりと、好みの食べ方を見つけてみてください。
たくさん作って小分けで冷凍保存するのもおすすめです。
おにぎりにすれば、行楽シーズンにぴったりのメニューに。
海苔やとろろ昆布を巻くと、さらにおいしく食べられます。
エネルギー:319kcal
食塩相当量:1.7g
* * *
炊き込みごはんはこれ一品で主食にも主菜にもなります。
深まる秋を、おいしいお米とお好みの具材で作る炊き込みごはんで楽しんでみてください。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。