昭和26年に創業した船のでんきや「日東電機」は、魚群探知機や無線の修理など船に関わる電装製品を扱い、半世紀にわたり漁師たちの航海を支えてきた。同社代表の沖崎俊彦さんは、昭和40年ころから漁船で作業灯や通路灯として使われていた船舶用照明器具を「もっと幅広く活用したい」と家庭用の外灯にアレンジをはじめた。今回ご紹介するのは、その照明を室内でも使用できるよう、欅の台座を付けてスタンドに仕立てたランプである。
「本品の魅力は、無骨なフォルムから放たれる温かみのある光です。白熱電球のノスタルジックな光は幻想的ですよ。台座は地元能登産の欅で、天然木の優しい表情も楽しめます」と、沖崎さん。
電球を覆う金属格子は、ゴールドとシルバーの2色あり、それぞれ大小のサイズをご用意。ゴールドは金属部分が真鍮・青銅鋳物製なので、日々磨き上げて輝きを保つのもよいが、時間とともに酸化し、味わい深い色へと変化していくさまを楽しむのも一興。一方、シルバーはメッキ仕上げのため、色の変化がしにくいのが特徴だ。
大サイズは船舶で実際に使われている照明と同じ大きさ。窓辺に置けば、まるで船上にいるような気分を味わえる。持ち運びやすさを考慮した小サイズは、ベッドサイドの間接照明に最適である。
【今日の逸品】
海洋灯台(マリンランプスタンド)
日東電機
27,500円~(消費税込み)