激しい色彩と筆触で強烈な感情を表現したゴッホ。生涯で花瓶に生けられたひまわりを7枚描いたが、中でも自身が認めサインをしたのは2枚のみ。ロンドン ナショナル・ギャラリー所蔵の作品は、そのうちのひとつである。光の土地を求めアルルに移り住んだ年に、友人ゴーガンを迎えるための部屋を飾ったとされている。キリスト教でひまわりの花は、信仰心や愛を象徴するとされ、ゴッホはこの一連の作品でゴーガンへの友愛を表現した。厚く塗り重ねられた独特の質感。花はもちろん、背景、花瓶、や花台など調子の異なる黄色の色調で全体が描かれる。生命と光を表す黄色のひまわりが、強烈な存在感を放つ。
【額装】
額の色は白、茶、ナチュラルを用意。ロンドン ナショナル・ギャラリー公認の証としてマットに金色のプレートが貼付。壁掛け可能。
【高品位美術印刷】
画稿はキヤノンが開発した高品位美術印刷技術により高品質・高細に複製。
インクに圧力や熱を加え「微粒子」に変えたうえで、直接紙に噴き付けて印刷しているので網点(ドット)がなく滑らかな印刷面となる手法。
この印刷は30~50年近く変色しない技術から国宝や重要文化財などのレプリカ製作にも応用されており、その品質は高い評価を得る。耐光性・演色性に優れ、高品質を長くお楽しみいただける。
【フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)】
印象派と日本の浮世絵の影響を受けて、大胆な筆づかいと明るく激しい色調で独特の世界を確立したポスト印象派のオランダの画家。熱心なキリスト教徒でしられ、画廊や書店員を経て27歳で画家を志す。1888年、南仏で「ひまわり」などの名作を数多く描いた。精神を病み37歳で自らの命を絶つ。わずか10年ほどの画家人生で、800点以上作品を描いた。
【今日の逸品】
複製画「ひまわり」/額装
『大人の逸品』オリジナル
10,000円(消費税込み)