コスタクルーズ提供

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近年、日本発着や外国船の日本への寄港が増え、クルーズ旅行を楽しむ人たちが増加しています。費用や日数などを考えると、二の足を踏んでしまう“クルーズ旅行の本当のところ”をトラベルズー・ジャパン株式会社が、年間の旅行回数が平均5.4回にのぼる旅行好きを中心とした登録読者を対象に、クルーズに関する意識・動向調査を実施しました。

“憧れのクルーズ旅行の実際”を早速見ていきましょう。

■クルーズは今後経験してみたい旅行

「クルーズを経験したことはありますか?」という質問に対して、「いいえ」と答えた人が旅行好きな人たちの中でも71.2%にのぼりました。まだまだ未経験の人の方が多いですね。

「いいえ」と答えたクルーズ未経験の人に「今後、クルーズを体験してみたいと思いますか?」と尋ねたところ、「強く思う」(36.6%)、「やや思う」(41.3%)が計77.9%にのぼり、クルーズ旅行への意欲が高いことが改めて確認できました。

■経験者がクルーズを選んだ理由は“効率”と“憧れ”

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クルーズ経験者に対して「なぜクルーズ旅行を選びましたか?」と質問したところ、「複数の都市を周遊できるから」(29.7%)、「行きたいと思っていた都市を巡るから」(29.7%)、「憧れていた」(28.0%)、「船旅が好きだから」(27.1%)という理由が続きました。実際に船内で宿泊した日数の質問では「6~7泊」25.6%、「4~5泊」24.8%と、半数以上の人が4泊以上7泊以下で乗船したことがわかりました。
想像していたよりも短い宿泊日数でクルーズを楽しんでいることもわかりますね。

一度の旅で複数の都市を巡ることができるという効率性を満たすには1週間程度のクルーズ旅行が多く選ばれています。

一度の旅で複数の都市を巡ることができるという効率性を満たすには1週間程度のクルーズ旅行が多く選ばれています。

■クルーズの良かった点:移動の効率の良さとクルーズならではの魅力があること

「クルーズで良かった点は?」というクルーズ旅行経験者への質問の答えは、「寝ている間に都市移動ができるのが楽」(55.5%)、「都市の移動ごとにパッキングをしなくてよい」(52.9%)、「ショーや生演奏などエンタメが充実している」(37.8%)、「客室から海を眺められた」(31.1%)、「観光に出かけてもよいし船内で過ごしてもよいという自由さ」(30.3%)が主に挙がりました。

寝ている間に移動できる点や、移動ごとのパッキングが不要な点が上位となり、通常のバスや鉄道を利用する陸路移動の旅行と比較して時間的・体力的にメリットを感じていることがわかります。また、同様にクルーズ旅行特有である船内でのエンターテインメントや海の眺めを楽しめる点が続きました。
確かに快適な部屋で過ごしたまま、次の目的地にたどり着けるのはクルーズ旅行の大きな魅力ですね。

「寝ている間の移動」、「都市移動に伴うパッキングが不要」などクルーズならではのメリットが選ばれています。

「寝ている間の移動」、「都市移動に伴うパッキングが不要」などクルーズならではのメリットが選ばれています。

■クルーズのイメージは「料金が高そう」、「日数が必要」。体験してみたいクルーズの決め手は?

クルーズに対して抱いているイメージを未経験者に尋ねたところ、「料金が高そう」(65.4%)、「日数が必要」(62.4%)と、この2点が群を抜いて高いイメージであることがわかりました。一方で「憧れ」も32.5%にのぼり、日数が長く高額というイメージに付随するように憧れの気持ちも一定数存在しています。
また、実際に体験してみたいと思うクルーズとしては「行きたい都市が組み合わされている」(71.5%)に続き、「日本語スタッフや日本語メニューが揃っている」(38.6%)、「少ない日数で行ける」(36.9%)、「港への移動などが含まれている」(36.9%)が挙がりました。体験したことがないクルーズのため、言語や移動などの不安を取り除きたいという心理がうかがえます。

未経験者からは「高額な費用」、「長期日数が必要」など旧来のイメージが根強い様子。

未経験者からは「高額な費用」、「長期日数が必要」など旧来のイメージが根強い様子。

「行きたい都市が組み合わされている」が圧倒的な動機となっています。

「行きたい都市が組み合わされている」が圧倒的な動機となっています。

現在、クルーズ市場は急速に変化しており、日本発着やショートクルーズ、5万円前後のプランも登場しています。

ステレオタイプなイメージを一旦置いて、クルーズ旅行のパンフレットなどをのぞいてみたら、案外理想の旅に出会えるかもしれませんよ。

【調査概要】
調査時期: 2019年 3月1日~3月8日有効回答数: 410 名
調査対象: 旅行好きが集まるトラベルズーの日本の会員

 

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